二百三十九戦目 貴「女たらし」 ページ1
貴「松永さん・・・」
松永「なんだね？」
貴「そういう事あっさり言っちゃう系の人？」
松永「どういう意味だね」
貴「女たらし」
松永「ふむ・・・私は‘女’をたらしこんだ覚えはないのだが」
あれ？俺、今馬鹿にされたよね？
暗に「卿は女じゃないから女をたらしたことにはならないよ」って言われたよね？
さっきまでいい感じだったのに・・・雰囲気返しやがれ！
松永「Aをたらしこもうとはしていたが」
貴「！！？」
松永「ははは、青くとも照れた時に頬が赤くなるのだな。いや、愉快愉快」
・・・・・前言撤回。
この人やっぱり女たらしです。
不覚にもキュンとしてしまった気がする。
今のはなんだ、恋か、恋なのか！？
オラ恋なんかしたことねェからワクワクすっぞ！！って何を言ってるんだ俺は！
つーかあのサイ○人、よくよく考えたらリア充だぞ！？どうなってんだ！？
貴「っていってる場合じゃないな。超暑くなってきた」
松永「中々に長い時間、話し込んでしまったからね」
火の手が大分こちらににじり寄ってきた。
これ以上は危険だろう。早々に脱出しなければ。
貴「ってなわけなんで、乗ってくださいな」
松永「自分で言うのもなんだが、人並みに重いよ？」
貴「成人男性の一人くらいは余裕だっつーの」
松永さんが背中に乗ったのを確認してから羽を広げる。
その風圧で舞いあがった火の粉が体に着いたが、そのくらいなんともない。
むしろ松永さんの方が大丈夫かなとか思ったが、特に何も言わず大人しくしている。
というか俺の羽をモフっている。楽しそうだなオイｗ
貴「しっかり捕まっててくださいよ！」
松永「了解だ」
羽を羽ばたかせ、天井の大穴から脱出。
そのまま飛び続ける。降りるにしても近くで降りるわけにはいかない。
一般人がこの姿を見たらどうなるか・・・・・考える必要は無いな。
少なくとも俺の背中でモフっている人のように、あっさりと受け入れる人はいないだろう。
そんなの一般人じゃない。それは逸般人だ。
貴「空中の気分はどうですかね？」
松永「これは愉快なものだな。風が心地いい」
貴「どうします？もう降ります？松永さんが大丈夫ならこのまま城まで戻りますけど」
松永「卿こそ大丈夫かね。重いだろうに」
貴「そうでもないけど・・・もう少し速度を上げてもいいか？」
松永「ある程度までなら落ちはしないと思うが」
貴「んじゃ、城までひとっとび〜ってね」
松永さんを背中に乗せ、青い鳥は空を駆ける。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作戦隊長(プロフ) - メイリンさん» さあ、どうでしょうか。ここで言うとアレがああなってこうなので、こみゅーのボードでもう一度聞いてください、ネタバレになっても大丈夫ならば、そちらでお答えします♪ (2015年9月21日 11時) (
レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
メイリン(プロフ) - 松永さんは主人公が恋愛的に好きなんですか? (2015年9月20日 23時) (レス) id: 3f3dfa380f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 動画見ました！面白かったです！ (2015年6月23日 18時) (レス) id: f60a638798 (このIDを非表示/違反報告)
松永+信長+蘭丸+小十郎=自分の脳内 - 凄く面白かったです！俺は今テストなうですｗｗｗ←脳内くそ…更新頑張ってください！ (2015年6月18日 13時) (レス) id: 75bcfe68dc (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - 亜結さん» ありがとうございます♪ (2015年6月16日 23時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：作戦隊長
| 作成日時：2015年5月17日 22時
