７話、めっちゃいい匂い ページ8
非日常の嵐から２週間が過ぎた
私はというと、何事もなく平和なオタクライフを満喫していた
忘れようにも与えられたインパクトが強すぎて、二、三日はうなされた
あの綺麗な金髪に燃えるような瞳
最推しであるコン寿朗さんに似てる人が居て、しかも極道の若頭っというとても凄い役職の人に出会ってしまったんだ
忘れられるはずがない
まぁもう2度と会うことはないだろう──
良い思い出？いい…？？
ｺﾞﾎﾝ！
まぁ、何はともあれ
「…ﾑﾌﾌｯ」
本日は不滅の刃スピンオフ〜 コン寿朗の日常 〜4コマ漫画の発売日！！拍手888888
そんで、運試しのアクリルキーホルダーを２箱購入した！
物欲センサーがビンビンに動いてるせいで未だにコン寿朗さんをお迎え出来てないツラさ……でも他の子も可愛いから許せ！
アニ●イトから悠々と軽い足取りで駅前に向かおうとした午後19時過ぎ
仕事終わりに速攻で行き満喫に満喫したら外はまだ少し明るいのがそろそろ夏の気配を感じる
夏それは我々の戦争の舞台が唸る季節
年に２回の大市場が待っているではないか、今年も右手が疼くぜ……ッ！
ﾄﾞﾝｯ！
「……いってぇなぁ！何処見てンだぁあんっ！？」
「…っ！？す、すみませ…っ！(ひぃんっ！)」
ルンルン気分で夏の楽しみ計画を練っていたら、右肩に衝撃が走り
別の意味で右手が疼いた
洒落になんねーって言っている場合ではない！！
とてつもなくガラの悪いお兄さんと、その腕に抱きつくイケイケのお姉さんとぶつかってしまった
最近の私ってば、住む世界が違う人たちとの絡み多くないですか？
イケイケお姉さんは「止めてあげなよぉ〜」っと一応はフォローしてるけど、もう完全に笑ってるから同罪だ
めっちゃ怒鳴られる、怒鳴られる
周りの視線が気になるぐらいには怒鳴られる
面倒だから兎に角私は謝った
さっさと飽きてどっか行ってほしい祈りを込めて…っ！
普段なら明るい時間帯に行くけど、どうしても今日新刊が読みたかったし
仕事の疲れをオタク空間で癒されたかったんだいっ！！
「ごめんなさいで済むんだったら警察入らね──」
「…俺の連れが何かしたか？」
「──ッ！！？」
こ、この声は──ッ！？
届いた声に振り返るより先にふんわりと香るいい匂いに身体が強張った
ガラ悪兄ちゃんを見ればかなりビビった様に後ずさっていた
ｸﾞｨｯ
「〜〜ッ！？//」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
棗(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます！これって本当に面白いのかな？って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです！読んでくれてありがとうございますッ！！ (2021年11月26日 21時) (
レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します！めちゃめちゃ面白いです！！コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：棗 | 作成日時：2021年10月23日 9時
