181話、幸せな気持ち ページ35
「……ん、ふっ…ひっう…!ぐぅっ」
「よしよし…よく頑張ったな」
「…もう無理って言ったぁ!」
「ん…ッ、そうだな…だがちゃんと入っただろう?」
鼻を啜らせながら普通に泣いた
あんな凶悪極太な息子を他の美女も受け入れて居たっていうのが信じれないほどにツラかった
ソレで何人泣かせた?
怒らないから言ってみ??
そんなことを言ってやりたいほど、ギチギチに私の中に入っている息子さんに力を込めた
一瞬煉獄さんの動きは固まったが、何事もなく優しく頭を撫でてくれた
「ほ、本当に私…初めてじゃないの??」
「…あぁ、そうだ…あの時は泥酔しきていたからな…感覚も鈍っていたしヤりやすかったぞ」
「…っ…今は…ヤりずらいよね…っ」
2回目以降はすんなり入る説は伝説だったんじゃないか?っと疑うレベルでキツい
──泥酔しきっていた時に一大イベントを経験していた話を掘り返せば少し煉獄さんの表情は曇った
よくもまぁ、こんなにツラいのに呑気に寝こけていた自分を褒めたくもなったさ
思い通りに動かせれない煉獄さんに申し訳なさにシュンっと落ち込めば、盛大なタメ息と共に両頬を掴まれ視線が煉獄さんに合わさった
「勘違いしないでくれ…欲を発散する為に俺は今、Aを抱いているワケではない……一緒に気持ちよくなりたいからこうしている」
「……ん、っはぃ」
「あの時は本当に悪いことをしたと思っている……こんなにも幸せな気持ちになるなら酒など飲ませるべきではなかったな…っ」
グッと少しだけ深くなった事にピクリと身体は反応したが、そんなことよりと幸せ一杯に微笑み額を私のおでこに擦り付ける煉獄さんの柔らかな表情に持っていかれた
" 幸せな気持ち "
そんな言葉を聞かされて疼かないハズが無かった
ギチギチでツラいのに、キュンっと子宮が疼いた気がした
こんな格好いい人にそんなことを言われて嬉しく思わない方が無理な話だった
「さて、A──」
ビクッ 「ぇ、えっと…っ」
「フッ……お仕置きの時間だぞ」
「手加減して…くれ、るっ?」
「Aが素直になれば、な?」
甘いムードも一瞬にして空気が変わり、私の目も泳いだ
煉獄さんと繋がるまでの一連の無理と嫌だ…それから死ぬッ!と何度もコンボ技を繰り広げた記憶は少しだけある
正直、自分が何回言ったかなんて数えていないし…これから始まる恐ろしい終わりの無い気持ちよさに震えた
215人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
棗(プロフ) - クロさん» そんな!?勿体ないお言葉…ッ!凄く嬉しいです!これから…だなんて、えへへ〜っ!すみません。ご期待に応えれる作品であれば幸いなのですが、これからもヲタクライフ強火で書ければ…!っと思っておりますので、少しでも楽しんで貰えるよう頑張ります! (2021年12月7日 0時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ナキサさん» ナキサさんっ!!ありがとうございますっ!ナキサさんにそう言って貰えると嬉しいです!!応援もありがとうございますっ!日々、頑張っていきますっ! (2021年12月7日 0時) (レス) @page46 id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - 私のお気に入りの作品の中で、一番好きな作品です。棗様、いつも楽しいお話をありがとうございます!若様とヲタクな夢主ちゃんのこれからを想像しながら毎日更新されるのを楽しみにしています。これからも頑張ってください! (2021年12月6日 8時) (レス) @page39 id: 6871d01b79 (このIDを非表示/違反報告)
ナキサ(プロフ) - イケメンな若様、最高ですね〜!夢主ちゃんとの関係値が好きです。応援してます! (2021年12月6日 1時) (レス) @page39 id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 梅好きさん» 梅好きさん嬉しい言葉をありがとうございます!優しい世界に泣きそうです!とりあえず、ティッシュをどうぞ…!とても恥ずかしい気持ちで一杯なのですが、そう言って貰えると本当に励みになります!これからも頑張りますで引き続きティッシュ片手に宜しくお願いします! (2021年12月4日 6時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:棗 | 作成日時:2021年11月28日 1時