組織のNo.2は最推しに瓜２つだった件について４

１７９話、大変恐縮でありますがーっ！ ページ33

余りにもソレは狂気の沙汰ではないほどに血管が浮かび上がっていて
先ほど見たモノとは到底同じとは思えないまでに恐ろしく、首を左右に振った


「ふぅ──っ、Aが一生懸命やってくれた擦るのも中々悪くなかったな…っ」
「ん…ッ、ん…ぁ……ふっ」
「あんな知識……っ一体、何処で覚えたんだ？」


ゆっくりと敏感な場所をわざと擦り付けるように上下に動く煉獄さんの動きに眼を逸らすように顔を右に向け、意識しない事に集中した
その間に気がつけば腰は持ち上がり、腰とベッドの隙間に煉獄さんの足が割り込んで自然と浮き出す腰に驚き前を向いたのがイケなかった
舌なめずりをし興奮しきった様子で、息を押し殺す煉獄さんの姿を捉えてしまったら最後、ｷｭﾝと疼いた


" あんな知識 " ──。


口が裂けても言いたくはなかった
まぁ、煉獄さんからしてみれば純粋？に見られてる…のか？私？？
には考えもしない行動だったのだろう

足を閉じたいのに自然と広がっていく感覚に抵抗したいが、与えられる甘い痺れに腰が動いた


「……っ、A？聞いているのか？」
「ぁ……ふぅ…ん、っきも…ちぃ……っ！」
「ﾌｯ……話を、逸らすんじゃない…ッ」


ギシギシと揺れ動く音と共に揺すぶられる感覚が何とも言えなかった


本当にシてるみたい──


手の甲を口に押し付けて、広がる快感に震えた
名前を呼ばれたと同時に手首を掴まれ、グッと近づいた煉獄さんと視線を合わせれば
出された舌に応えるように私も舌を差し出した
舌先を突っつくだけの悪戯っぽい動きが可笑しくって、自然と口元が緩んで笑ってしまった


「…っ！ご…めんなさいっ！つい…っ」
「………ふぅ、いや…いい…少し、このままで…っ」
「煉獄さん…？」


顔を逸らして笑いを堪えていたら少しキツいぐらいの力加減で煉獄さんに抱き締められた
平たい胸で大変、恐縮なのですが…っ申し訳ない！
今更ではあるが……

１８０話、好奇心に負けた→←１７８話、一緒に

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す