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自己主張の強い2人に、コンプレックスレベルに主体性のないA。
この3人を掛け合わせるとどうなるのだろうか。
もしここに風精霊の兄がいたら「日の呼吸でも生まれるんじゃねーの？」と言っただろう。(鬼滅の刃参照)
だが今ここにカザハはいない。
正直いてもいなくてもこの3人の性格が変わることはないが。
3人が今回与えられた任務というのは至って普通のものだ。
ただし上級魔導士が2人呼ばれることである程度の難易度が予想出来るが。
与えられた任務というのは、とある大きな建物をダイヤモンド王国軍に乗っ取られたので直ちに対処せよとのことだ。
その建物の中には多い順で平民、貴族、下民が集っている。
ダイヤモンド王国の目的はおそらく、その建物を拠点として侵略範囲を広げていくことだろう。
大勢の人質がいる中で、下手に相応の人数の魔道士を行かせれば逆に相手を刺激しかねない。
少数精鋭でという意図を込めての編成だ。
「敵の数は？」
「ケッ魔感知でわかんねーのかよ」
「敵の数は？？」
「…建物の中に20余人、外に10余人」
「中にいる人質も同じくらいの数だろう」
「ありがとうございますソリドくんキルシュさん」
2人とも王族なだけあって魔の感知が並の魔道士以上に優れている。
Aも感知をすること自体は可能だが、それは意識して出来ることであって、2人のように息を吐くかの如く容易にはできない。
あと、若干2人はAに尻を敷かれている気がするのは気のせいだろうか。
自国王に生意気な口をきくほど肝が据わっているのは今に始まったことではないが。
「キルシュさん、作戦とか考えていたりしますか？」
「…無いことはない…が、私はアナタの意見を聞きたい」
「！」
キルシュが己よりもAの考えを優先したことに彼女は驚いた。
だが今は任務中。
余計なことは考えず、キルシュの言葉に応えた。
「私達の力なら敵を倒すこと自体は難しくないでしょう。ですが、ソリドくんが仰った通り外に見張りがいます。考えなしに攻撃すれば外部から内部へ漏れて、人質に危険が及びかねない。
ですので、内側と外側を同時に攻めましょう」
「同時にィ？」
「…続けるがいい」
Aの考えが興味深かったのか、キルシュは先を促した。
彼はAと同期であるため、彼女が豊富な知識と理智を活かして作戦を考えるのが上手いと分かっていたのだ。
本人は知らないだろうが。
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なな - こちらこそ、ありがとうございます。 (2019年12月1日 20時) (
レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - ななさん» 刺激的なお話ですね！書いてみます。ななさんリクエストありがとうございました。 (2019年12月1日 15時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
なな - リクエストです。夢主の義理の母が、来て夢主の結婚の話をしているところを、誰かが盗み聞きという話って書けますかね。 (2019年12月1日 13時) (レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 柚さん» 刀と驚きでほぼほぼ確定ですね！そうです鶴じいさんです。柚さんコメントありがとうございました！ (2019年11月16日 23時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 人生には驚きが必要だ…!まっまさか!鶴さん!?鶴丸国永こと鶴じいなんですか!? (2019年11月16日 23時) (レス) id: 441c37839d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2019年9月28日 0時
