嘘つきは"恋の始まり"

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烏丸side




今日もバイト終わりに玉狛に寄る


リビングに入るとみんな集まってテーブルを囲んでいた


烏「何してんすか？」


迅「あぁ今日鍋だからみんなで食べてんの
京介も来たら？」


本当は少し寄ってから帰るつもりだったけど、先輩と同じ鍋を食べれるというなら……すぐにカバンを置いて席に座る


隣を見ると先輩が熱心に豆腐をふぅふぅと冷ましていた


小「あんたいつまでふぅふぅしてんの？！
早く食べちゃいなさい！」


「えぇー熱いよー」


宇「Aちゃんは猫舌だからねー」


レ「さすがにもう食べれるんじゃないか？」


「…レイジさんがそう言うなら大丈夫か」


どんだけ先輩はレイジさんのこと信用してんだ……


最後にふぅと息を吹きかけてパクリと口の中に入れた


「あ、全然熱くなかった！」


小「だから言ったでしょ！」


「うーん…」


陽「つぎからはおれがふぅふぅしてやる！」


「えー陽太郎くんは逆にふぅふぅしてもらう側じゃない？」


陽「なんだと！
おれがおヨメさんにふぅふぅしてあげてなにがわるいんだ！！」


「私陽太郎くんのお嫁さんになった覚えない……それに普通はお嫁さんがお婿さんにふぅふぅしてあげるんだよ」


烏「………」


大丈夫だ、一生陽太郎の嫁になることはない


迅「こら、京介！陽太郎に妬かない！」


烏「……分かってますよ」


俺が陽太郎なんかに妬くわけないだろう……




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豆腐とか嫌な予感しかしない…

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