嘘つきは"恋の始まり"

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烏丸side




とうとう先輩とキスをしてしまった


良かった、ファーストキスとっておいて……


こんな形でキスするとは不本意だけど迅さんには感謝しなければ……


烏「迅さん協力感謝します」


迅「いやー全然いいよ！むしろこっちとしては早くくっついてほしいくらいなんだけど」


烏「まぁ俺も早くくっつきたいんすけど本人が気持ちに気づいてからの方がいいかと思ってるので」


迅「さすがイケメンは違うねー」


烏「そうすかね……」


迅「うん、余裕がある感じとかさ」


烏「迅さんにはそう見えるんすか？俺結構焦ってるですけどね
先輩全然気づかないですし」


たぶんこんな話を目の前でされても気づいてない


迅「本当ねー鈍感だよな」


鈍感にもほどがあるってやつだ


烏「それより迅さん早く先輩をおろしてください」


いつまで先輩を抱いてるつもりだ


さっさとおろせ


迅「あーごめんごめん……よいしょっと」


烏「先輩大丈夫すか？」


「大丈夫大丈夫」


なんて言ってるけどふらふらしていて危なっかしい


腕を掴むとびくりと肩を揺らした


「！！……とりまるくん……恥ずかしすぎて死ぬ！」


顔を真っ赤にした先輩は俺に抱きついてくる


先輩の顔をそこまで真っ赤にさせた犯人は俺なんだけど……その犯人に抱きつく先輩もかわいいな




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なんか時々とりまるくん性格悪くなるよね

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