1人ほど辛いものはない

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「A！A！！起きなさい！」


「小南…あまり体を揺らすな」


「だって……！」


「気絶してるだけだからたぶん大丈夫だよ」


「たぶんって…本当に大丈夫なんすか？」


「大丈夫だって…おれのサイドエフェクトが言ってる」


誰かが私のことを呼んでる


聞き覚えのある懐かしい声と初めて聞く声


ゆっくり目を開けると私の顔を覗き込む5人の顔


小「A！！」


「小南…ちゃん？」


小「良かったーーー！！」


小南ちゃんに抱きしめられて身動きが取れない


「生き……て………る………？」


小「当たり前じゃない！うぅ……なんであんなところにいたのよ！」


小南ちゃんの涙で左肩が濡れている


「…いや……」


こんなに泣いてる姿を見たら、自 殺しようと思っていたなんて言えないよ…


「ごめんね」


ただ謝ることしかできなかった

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