・ ページ46
Yoohei side
_
楽屋でメンバーたちにどう思われたのかは
今は置いといて、まずは彼女に電話をかける。
ライブが終わってまだあまり経ってないし、
まだ会場の近くにいるならどこかで待ち合わせて
会えるかもしれない。
なんて、本人だったって確証もないまま
一人で勝手に一抹の望みをかけて。
だけど何度も繰り返す発信音に
その望みはどんどん希薄になっていく。
やがて発信音は消えて、
不在着信の表示だけが残った。
…やっぱりあの子はAちゃんじゃなかった?
だとしたら何も知らないAちゃんに
電話をかけちゃった?
忙しくしてたりしたらどうしよう。
てかどうやって説明すればいいの?
勢いでかけた電話に対する後悔と、
あらゆる不安が一気に押し寄せる。
にーやんに会場出るよって言われる前に
確認しておかないと、
もしあの子がAちゃんだったとしても
会えなくなっちゃうかもだし!
それだけは嫌だけど、
二回以上かけるのは鬼電みたいで気が引ける。
そう思ったら何も出来なくて
ただ折り返しを待つ悶々とした時間が続いた。
_
46人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まぬん(プロフ) - こちらこそありがとうございます!頑張ってください!! (2月13日 1時) (レス) id: e77305bd37 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます。お待たせしてしまい申し訳ないです。更新頑張ります! (1月10日 22時) (レス) id: 0868a1dc49 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!更新頑張ってください🙇♀️ (1月4日 3時) (レス) id: e77305bd37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏 | 作成日時:2023年8月22日 22時