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you side
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手招きされて入った建物はどうやら
音楽スタジオのようで、
受付の人に川上さんが事情を伝えてくれてるようで
なんだか居た堪れないというか、
物凄く申し訳ない気持ちに襲われる。
『あの、すみません、こんなことして頂いて、、
ほっといてくれて良かったんですよ？』
「ほっとくなんて無理だよ。
だってめっちゃ鼻赤いし。笑」
『あ、の、ちょっと、』
「ギターと自分どっち拭きたい？」
『ギターの方が心配、です、』
話しながらふざけたように
冷えた鼻先をちょんと触られて
さっきまで寒かったのになんか暖かくて、
きっとこれは暖房のおかげ。
「え、これAちゃんのギターだったの？！」
ケースを開けた途端、
大きな声で川上さんが言い放った。
「ごめん、声でかかったよね。」
『大丈夫です。笑』
「ギター濡れてなさそう？大丈夫？」
『意外と大丈夫みたいです、ケースのおかげで。』
「良かったー。
じゃあ髪の毛拭かなきゃね。」
私の頭に少し小さいタオルがふわっと掛けられた。
さっきは鼻を触られて、
今度はハンドタオルで頭をくしゃっと拭かれて。
「身体は濡れてない？寒くない？」
『じ、自分で拭けますから、』
「いいよ、このタオルちっちゃいし。」
『関係、ないですよっ、』
「うん、前髪上げても似合うね。」
くしゃくしゃと拭かれてるうちに前髪が全部上がって、
剥き出しになったおでこを見てニヤニヤとする川上さん。
これ、拭いてあげてると見せかけて
絶対遊ばれてると思うんですけど、、！
『も、やめてください、っ、』
「風邪ひいちゃうよ？」
濡れたうなじまで拭こうと、川上さんの手が首に回って
必然的に距離が近づいてきゅっと下唇を噛む。
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まぬん(プロフ) - こちらこそありがとうございます！頑張ってください！！ (2月13日 1時) (
レス) id: e77305bd37 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます。お待たせしてしまい申し訳ないです。更新頑張ります！ (1月10日 22時) (レス) id: 0868a1dc49 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！！更新頑張ってください🙇♀️ (1月4日 3時) (レス) id: e77305bd37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2023年8月22日 22時
