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Yoohei side
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あの日以来、奇しくも俺の予感は的中、
メンバーが面倒くさくなった。
名前は？髪型は？年齢は？職業は？
出会いは？好きなとこは？
って、隅から隅まで聞き出そうとしてくるから
正直なとこ辟易としてる。
まず俺が知らないこともまだ沢山あるから
分かんねーっつーの。
知ってても教えないけど。
「俺買い出し行ってくるわー。」
制作の休憩中、ヒロがそう言ってスタジオを出た。
行くつもりはなかったけど
俺も腹減ってたし、散歩もしたかったから
丁度いいかなって後を追う。
「俺も行っていい？」
「いいけど、なんで？」
「何それ、珍しく冷たいじゃん。」
「そっちこそ着いてくんの珍しいから。」
「まー、気分？笑」
「へー、猛烈に牛丼が食べたくなる時ない？」
「、、急に何？」
「今それだから。牛丼屋ね。」
勝手に決められちゃったけど、
こっちも勝手に着いてきちゃった身だし仕方がない。
ロビーを出ると
外は細かい雨が降っていた。
「げ、雨かよ。」
「やだね。寒いし。」
ぱらぱらと降る雨と冷たい風に
さっきまでの散歩欲が一気に削がれる。
「ヒロさん、、買ってきてくんない？」
「嫌に決まってんじゃん。」
「俺もやだ、寒いし。」
生憎、思いつきで動いたからコートも何も着ていなくて
とりあえずで持って来たのはクラッチバッグしかない。
予想外の出来事に、
小さな屋根の下で2人の足が止まる。
「うーん、一緒に行けば寒くないんじゃね？」
「きっもちわる、手は繋がないよ？」
「手繋ぐとか一言も言ってないんだけど。」
おちゃらけたことを言って気を紛らわすけど、
降る雨の量は増える一方で。
「腹減ったー。」
「まーくんは奥さんの弁当食ってたよ？」
「マジで？貰いに行こうかな。」
「人の愛妻弁当食う馬鹿がいる？」
「だって腹減ったんだもん。」
「ていうか寒くない？中入らない？」
「そうだな、拉致あかないし。」
そう言って、2人でロビーに戻ろうとした時
屋根の下にパタパタと人が入ってきた。
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まぬん(プロフ) - こちらこそありがとうございます！頑張ってください！！ (2月13日 1時) (
レス) id: e77305bd37 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます。お待たせしてしまい申し訳ないです。更新頑張ります！ (1月10日 22時) (レス) id: 0868a1dc49 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！！更新頑張ってください🙇♀️ (1月4日 3時) (レス) id: e77305bd37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2023年8月22日 22時
