まだ言ってないこと…

3話 ページ7

出水side



視線に気づいたのか顔をこちらに向け、
おれたちの顔を交互に見る

貴「2人とも私がボーダーだってこと知らなかったの？」

出「うん、全然…」

貴「へぇ…そうなんだ……なるほど…」

1人で、うんうんと頷いてる

頷く姿が、なんとなく可愛い…………
いやいや今はこんなこと考えてる場合じゃないと頭を横に振る

出「…ところで、宮野ってランクは？」

貴「B級だよ」

出「じゃあチームは…」

貴「組んでないよ」

米「なんでだ？」

貴「集団で行動するの無理、連携取れないんだよね……だからB級止まりなんだけど…
A級になるんだったら、チーム組まないとダメだし…」

そういえば、クラスではほとんど1人だったな

友達がいないというわけではなさそうだったが、グループとかには入らず、いつでも 広く浅く という関係を保っていた

出「いつボーダーに入ったんだ？」

貴「ああ…俗にいう旧ボーダー時代？桐絵と一緒に入ったんだけど」

桐絵…？ああ玉狛の小南桐絵のことか…
旧ボーダー時代って……ことは、この本部が出来るより前じゃん
そんな昔からいるのに…

米「じゃあなんで会わないんだ？」

どうやら槍バカも同じことを思ってたらしい…

貴「私、ほとんど本部にいないからかな…
寝るとき以外は…」

え？今なんて言った？寝るとき以外は…って？

4話→←雑談 part2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す