愛してるからこそ守りたい 【名探偵コナン】

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その後、僕らは刑事から事情聴取を終えた後駐車場に向かった

蘭「それにしても意外でした！」

「え？」

園子「あの場で百人一首を言うとは思いませんでしたよ！」

「つ、つい癖が…」

コナン「ねぇねぇ、あの百人一首の意味って？」

「あぁ、奥山で散り敷いた紅葉を踏み分けて、鳴く鹿の声を聞くとき、とりわけ秋が悲しく感じられるって言う意味よ」

安室「なぜその一句にしたんですか？」

「桃園さんの言葉があまりにも、悲しく感じたので…」

毛利「もしかして最初からか？！」

「えぇ」

園子「じゃあ蘭にぴったりな百人一首って、なんですか？！」

蘭「ちょ、園子！」

「んーそうだね。蘭ちゃんは
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで

だね！」

蘭「い、意味は？」

「自分で調べた方が面白いかも」

蘭「えー！」

「あ、コナンくん」

コナン「？」

「君は今はただ 思い絶えなむ とばかりを 人づてならで いうよしもがな
が、ぴったりだね」

コナン「ッ！」

毛利「ってか、なんで知ってるんだ？」

「私もう1人の兄から、教わってたんです…その影響でずっと百人一首やってて」

祐也「あ、ついたぞ」

安室「本当ですね…それじゃあ皆さん！また後日会いましょう！」

毛利「きぃーつけろよ」

蘭「さようなら！」

僕は愛車に乗り、ここから出た


今日は１つだけ得るものがあった

緑川A…彼女は間違いなく、スコッチの妹だ

あの推理力と心理力は本物だろう

たが、２つほど疑問が出た

安室「…あのスマホ」

そう彼女は事件の途中、スマホを取り出し調べ物をしていた

きっと自分で調べたかもしくはあの

安室「情報屋…」

倉庫で出た情報屋…名は知らないが

予想では自分で調べたか、あの情報屋に依頼したか

そしてもう１つの疑問は

安室「兄はスコッチ…なら、あの時彼女が言ってたもう1人の兄とは誰だ？」

スコッチにもう1人の兄はいなかったはず

調べる必要があるな

降谷「…もしもし、風見か？」

風見『え？降谷さん？』

降谷『少し調べて欲しい人物が2人いる…緑川Aと情報屋についてだ』

風間『情報屋って言われましても…たくさんいますが』

降谷『○☆倉庫の防犯カメラから探せ、俺とその情報屋がいる』

風見『わかりました』

俺は通話をきり、自宅に向かった

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