第6幕 精霊さえも ページ7
グレ「・・・ラクサスに雷神衆、しかもギルダーツか・・・」
ナツ「あいつらだと、横から良い所を全部取られそうだな〜」
へらへらと笑いながら、何気なしに言うナツ
グレ「おいナツ・・・やめろよ、本当にありそうで笑えねぇ・・・・・」
実際にアイツらならやりそうだ
ナツも内心はそう思っていたのか、さっきまでへらへらと楽しげに笑っていた顔がひきつった
こんな状況じゃ無かったら、おもいっきり笑ってやったのに・・・チッ
ナツ「・・・ラクサスやギルダーツ達が来る前に、なんとかアイツら見つけ出さねぇと・・・」
オレらの出番、全部取られちまう
・・・・・おいマジでやめろ、否定出来ねえ
エル「・・・そういえばルーシィ、おまえの契約している精霊に物知りなヤツはいないか?
もしかしたら、なにか知っている事があるかもしれない」
あ!確かにルーシィの精霊なら・・・
ルー「私もそう思ってバルゴを呼び出して聞いてみたの、でも・・・・・
『姫、その事に関しては私は“何も知らない”としか言いようがありません』
・・・って、言われちゃったわ」
エル「・・・なるほどな」
グレ「はぁ・・・結局手がかりはなしか」
さて、本当にどうするか。
鳶色の目のアイツと、無表情な白髪剣士
ヤツらは一体、どこにいる?
・
・
「・・・・・バルゴ」
バル「何ですか?珍しいですね、いつもは姿を現さないあなたが・・・」
「ふふっ・・・まるで、私が引きこもりみたいな言い方ね?」
バル「違うのですか?」
「いいえ、違わないわね。・・・もう、何年かしら。永過ぎて分からなくなったわ」
バル「そうですか・・・もう、あなたが来てそんなに経っていたのですね」
「えぇ、そうね・・・バルゴ」
バル「なんですか?」
「ありがとうね・・・・・『何も知らない』って言ってくれて・・・」
バル「いえ・・・本当に何も知りませんでしたから、そう言っただけです」
「・・・・・」
バル「あなたがどれだけあの御方を愛し、どれだけ共に生きたいと願っていたのか
・・・理解するのが無理だと思う程に、あなたの“愛”は深すぎる
精霊である私には、よく分かりませんでした」
「・・・そう、かしら」
バル「そうですよ・・・きっと、だからこそ彼もこんな事をしてしまったのでしょう」
「・・・・・でも、私は・・・
私の事を忘れていて欲しかったの」
【彼女】の顔は、酷く悲しげで
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Erza - 私、すっごいフェアリーテイル好きなんです!!こういう風に小説作れるなんて凄いです!!とても面白かったです!! (2016年1月13日 0時) (レス) id: 2b66b8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
烏アゲハ(プロフ) - 黒猫座さん» ありがとうございます!誠心誠意、頑張らせていただきます! (2014年11月28日 17時) (レス) id: cc095d8759 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫座 - おもしろいです!更新頑張ってください! (2014年11月28日 15時) (レス) id: 2b234fd5c5 (このIDを非表示/違反報告)
烏アゲハ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!面白くする為、精進いたします! (2014年11月11日 17時) (レス) id: cc095d8759 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 頑張って下さい! 面白いっすなー (2014年11月11日 15時) (レス) id: dadadf7188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:烏アゲハ | 作成日時:2014年3月21日 18時