第16話 ページ19
貴方side
……また二郎に、助けられてしまいましたね。
俺の気持ち、ちゃんと二郎には分かっていてもらいたいですね
貴『…じ、二郎?』
二『…ん?どうかしたか?』
貴『二郎は…優しいですね。すぐに助けに来てくれるので。』
二『今回のは助けれてねーだろ…。俺のが変な意地貼ってたせいでAが…。』
貴『…でもちゃんと助けに来てくれましたよ。』
二『それはッ…そうだけど…。』
伝えないと…
貴『ねぇ、二郎…?俺…やっぱり二郎が好きです…大好きです…!!』
二『おう。俺も。』
伝わっていない…?
いや、こんなところで諦めたらダメですね。
貴『ちが、います…』
二『違う?何が違うんだよ。』
…この鈍感野郎が!←
なぜ気づかないのですか…?!
貴『俺、は…二郎の事が…本気で好きなんです…。』
二『…本気?それってさ、親友としてとかの本気か?』
貴『違います…!…ッ俺のは…』
二『…ッえ?は?もしかしてさ…恋愛的な意味の好き…?』
貴『…そうです。ッ二郎に沢山守られて、助けられて…実感しました。二郎の事が…大好きです…』
伝えましたよ!俺は!
嫌われるのを覚悟して…!!
貴『って…ごめんなさい、気持ち悪いですよね…』
二『…お、れも…。』
貴『…え?』
二『ッ…俺もAが、大、好き…。』
貴『…本当ですか…?』
二『こんな嘘、付くわけねーだろ…?』
良かった…本当に。
ありがとうございます…二郎。
貴『二郎、ありがとうございます…。』
二『ん。お前、文化祭までにはその怪我直せよ。』
貴『…はい。』
___二郎、貴方のおかげですよ___
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作者名:いお | 作成日時:2020年8月17日 20時