思いっきり二次元 ベレッタ ページ5
鏡で姿を確認すると、俺は思いっきり二次元キャラみたいな姿になっていた。
髪の毛は水色、目の色は菫色、唯一変わってないのは肌の色くらいだろうか。
鏡の前で呆けて数分。
何年か前から使っている水色のリュックを後ろに背負い直し、気合いを入れ直して鏡の場所を後にした。
シュワっとした音が聞こえて振り返ると、鏡は消えていて、そこはただの壁になっていた。さっきまでの鏡の場所なんて無くなっていた。
「・・・・・・なるほど、ね」
多分ここは魔法とか能力とかそういうのがある場所なんだろう。
謎の戦闘音が外から聞こえていたし、武器の所持とかも認められていそうだ。
ぱらり、と老婦人から渡された地図を見ると、「武器屋」という文字が目に入った。
ほらやっぱり、ここは
それに、さっき読んだ数少ない記録文書には『ここ数日、迷い込む人が多い』と書かれていた。
日付を見る限り、かなり最近の情報だ。
大図書館を出て、地図を見ながら出来るだけ明るい道を通り武器屋へ向かう。
「あばー・・・・・・こ、ここが武器屋か・・・・・・」
ズラっと並ぶ大量の武器。
日本刀のような刀、西洋で使われていそうなレイピア、散弾銃に拳銃、ナイフ、大鎌、爆弾(!?)。
店内を歩き回り何を買うか悩んだ結果、名前の由来となった
ついでに、店員さんに安全なナイフのしまい方と拳銃の使い方を教えてもらい、オマケに無料でホルスターを繕ってもらった。
なんて親切な店なんだ・・・・・・(感動)
「ありがとうございましたー」
お礼を言って店を出る。あの店良いな、これからも通おう。
地図を確認しながらルンパッパルンパッパと歩いていると、ガサリと草陰から音がした。
地図を急いでリュックに仕舞い、ホルスターに手をかける。だらりと嫌な汗が額を伝う。
恐る恐る振り返ると、そこには明らかにおかしい獣がいた。
目をギラギラと光らせ、低い声で唸っている。
「わああああああああああああ!!」
何となく大声で威嚇しながら、教わった通りに拳銃で相手を撃つ。
あ、これ弾幕出来そう。
時々爪で引っ掻かれたから体の一部が痛いけど、なんとか勝てた。
「あーやばいなこれ・・・・・・」
とりあえず急所らしき首筋や頭を狙って撃ったが、残弾が少ない。
もう一度武器屋に戻って、替えの銃弾を買ってこよう。
あとは屋敷まで無事にたどり着ければ良いけど。
獣は放置だ。
うーむ…どうしたものか… 鳴く狐→←魔人サンとの話 グランディ
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ナナネコウサギ(プロフ) - 更新終わりました。 (2019年7月9日 6時) (レス) id: 9eeb5e90d1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナネコウサギ(プロフ) - 更新します! (2019年7月9日 6時) (レス) id: 9eeb5e90d1 (このIDを非表示/違反報告)
グランディ(プロフ) - 更新しました!! (2019年7月8日 21時) (レス) id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
グランディ(プロフ) - 更新します! (2019年7月8日 20時) (レス) id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナナネコウサギ(プロフ) - 更新終わりました。更新しますのメッセージうち忘れました。すみません。 (2019年7月8日 20時) (レス) id: 9eeb5e90d1 (このIDを非表示/違反報告)
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