作者達が迷い込む町 2 【小説】

何だこの町　南鳥　吟 ページ40

「………見覚えのないというか明らかに次元間違えてる街、そこらに当たり前の様に銃やナイフ持ってるチンピラ……」




暗い路地裏でポツリと呟いて、すー…はー…と深呼吸してカｯｯと目を見開いた




「…………此処何処だよぉぉぉぉ！！？！え？私さっきまでアニメ見ながら小説更新してたよね？なんでこんな次元越えたような街にいんの？なんであんな当たり前の様に銃持ち歩いてんの彼奴ら！？銃刀法違反って知ってる？何なの此処！？」




うん、取り合えず落ち着こう。こういう時は携帯で現在地検索すれば良いんだよ。流石私天才()




「……さてと、携帯携帯………って圏外やないかーい……嘘やろ工藤………誰だよ工藤…もう工藤でも良いから助けて…」




「……お困りかい？お嬢さん」




「うわ”ぁ”ぁあぁあぁぁぁ！！？？誰だよ！？後ろから気配もなく現れないで貰えますかね！？」




「おや…それはすまんかったね……所で、アンタ物書きかい？」




いきなりすぎるぜご婦人…………後すげぇ怪しいぜご婦人…いいけどさ……ご婦人村人第一号だし…周りにいるやつら明らかにヤバそうな奴だし…




「ま、まぁ………趣味程度には……」




「…そうかい、最近多いねぇ…。この屋敷に行きな、家主が良くしてくれるだろう。此処は怪夜町。何をしてもいい町さ、殺しなんかもね………嗚呼そうだ。後で鏡か何かで自分を確認しておきな、恐らくだがアンタも容姿が変わっておる」




それじゃあね、と言った瞬間ご婦人はその場から一瞬で消えた………。うん、消えた、ﾌｯって消えた




「…………ホント何なの此処……ツッコミ所多すぎてツッコめねぇよ……てかあの人何者………地図渡されたは良いけどこんな町の住人って下手したら人外かも……？嫌、それはないか流石に」




てか容姿変わってるって何それどんな漫画？鏡ってそんなそこら辺には…あるわ、何であんの。めっちゃあるじゃんナルシストロードって呼ぼうかなこの道




「容姿って…………私純日本人だから黒髪黒目だけど………………って、え？？」




黒とは対照的な見事な白髪、元の長さから随分短くなってるし。目に至っては緑色だし、なんか顔面偏差値めっちゃ上がってるし。




「……か、髪が一気に老化しやがった……何この二次元仕様聞いてない…」




未だ現実を受け止めれて居ない私は未だ気づいていない、自身の体が人ではなくなっていることに




「ま、取り合えず屋敷行くか……」




それに気付く迄、後一時間

へるぷみー ベレッタ→←屋敷に到着 暁月

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