作者達が迷い込む町【小説】

おはようございます。ここどこ？By椿 ページ28

昨日夜更かししたからかな…凄い御屋敷が見える…。ここ何処なの？あ！あれか！夢か！
やけにリアルな夢だな…。ほら、あれだ、きっとストレスが溜まってるんだよ。うん。

「そこの嬢ちゃん、ここは現実だよ」

サバサバとしたお婆さんが呵呵と笑いながら言う。…わあ、嬉しくない事実…。知りたくなかった…。

「へぇ、じゃあ此処は何処なんです？若しかして異世界とか？」

そうだろうなぁ、というふんわりした諦念が頭を過った。こんな明らか〇〇(住んでる町)じゃない場所見たら、諦めるよね。

「ああ。…それにしても最近若い子がいっぱい来るねェ。流行りなのかい？」

いや、私に言われても困るんだけど。

「知りません。…で、此処は何処なんです？」

私が返答を急かすとお婆さんは「若い子はせっかちでいけないねぇ」とでも言いたげな雰囲気で口を開いた。遅いわ。勿体ぶらんといてよ。

「此処は怪夜町(かいやちょう)。眠らない夜の街。そして、何をしてもいい街、つまり…無法地帯さね」

………は？

ーー
うちのもご自由に使ってやってください！

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