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居場所の無い月光 水霜 雫 ページ42

本当はわかっていたんだ。

この町に私の居場所なんてない事に。

『平和的解決って言葉を知らないのですか?』

私とストーカー女を争いなく仲介した彼方。

それに比べて私はどうだろう。

力任せに能力を使い、相手を傷つけようとした。

『消えよう....』

幸いこの町は広い。私1人隠れてひっそりと生きていく事は出来るだろう。

食べ物はどこかで買えば良い。

寝床は宿泊屋で泊まれば良い。

能力なんて使わないでひっそりと生きていこう。

『あれ...ここは...』

いつのまにか私はとある場所まで足を運んでいた。なんでここを選んだのかわかんない。

だけど自然と私の身体はここを選んだ。

『彼方と会った場所か』

屋根の上に座って足をプランプラン揺らしてみる。

月が私の影を地面にまで作っていた。

そういえば、外に出たのすら久し振りの筈だ。

いきなりこんな町に連れて来られて、何をしても良いと言われ、

彼方と会って、ストーカー女に会って、月見里さんに会って、

「意外と楽しかったなぁ」

たった一夜の出来事。神様が私にもたらしてくれた小さな幸せ。

家族があんな事(・・・・)になって心が病んでいたのかも。

これなら新しい気持ちで生活できる。

私はお気に入りの青いヘッドフォンを付けて、パソコンをログインする。

【設定】の場面を迷わずクリックする。

設定の1番下を選択して赤字の項目を探す。


【データを消去しますか?】


「はい」の部分を押そうとした時、ガシッと両肩を強い力で掴まれた。

「やっと、見つけたゾ」

「あんまり時間はかかりませんでしたね」

「彼方...月見里さん...」

どうして2人は私を追いかけてくるのだろう。

友達だから 水無月カエデ→←雫は 水無月カエデ



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Mashiro Lio(プロフ) - 終わりました! (2019年8月25日 13時) (レス) id: 6bdf3daa52 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro Lio(プロフ) - 更新……というか軽く修正します (2019年8月25日 12時) (レス) id: 6bdf3daa52 (このIDを非表示/違反報告)
MILK(プロフ) - あ、お話いっぱいです!移行お願いします! (2019年8月7日 17時) (レス) id: 4af98e85a9 (このIDを非表示/違反報告)
MILK(プロフ) - 更新します! (2019年8月7日 17時) (レス) id: 4af98e85a9 (このIDを非表示/違反報告)
月見里あさひ(プロフ) - こうしんしました。 (2019年8月7日 16時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グランディ x他5人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年7月9日 7時

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