30話 ページ31
爆豪side
月躬弖A爆豪くんがご馳走してくれるなら行ってあげてもいいよ
爆豪勝己奢り殺してやるわ
バイブ音がしてスマホを見ればアイツから舐めたような返事が来ていたから返信をする
この前あんな気まずい雰囲気になったというのに何も気にしてないかのような返信に若干戸惑う
…コイツ 自分のことにも無関心かよ
「今日は早めに仕事上がらせろ」
「はぁ… 今回は特別だ」
残っていた昼飯をかきこんでテレビを消す
アイツと会う予定時刻はPM6時30分
それまでパトロールに出ていればあっという間に時間は流れるだろう
事務所の扉を足で蹴り開けて外に出た
.
デニム野郎が変に気を利かせて5時に仕事を上がらせてくれた
一般人にバレると面倒なことになるから適当に帽子を深く被る
黒い無地のオーバーサイズのTシャツに同色で白のラインが入ったスキニーパンツ姿
あまりにも全身が黒すぎるからなんとなく目に止まったネックレスをつける
『かっちゃん お誕生日おめでとう』
『かっちゃんて言うなや！！』
『ありがとうは？』
『チッ…』
高2の誕生日にアイツがくれたネックレス
高校生がプレゼントとして買うような値段のものではなくて驚いたことを覚えている
アイツのイヤリングと同じブランドのネックレスなんだと嬉しそうに語る姿は今でも思い出せる
嬉しかったが人前でつけるのが恥ずかしくてずっとシャツの下に隠していた
だけど今は隠す必要が無い
シルバーのネックレスは黒いTシャツに映えて見える
見せびらかすかのように目立たせて俺は集合場所に向かった
しばらく待っていると集合時間ぴったりにアイツがやってきた
黒いレースのワンピースを着てデカめのサングラスをかけたアイツは変装しているつもりなんだろうけど分かるやつが見たら一発でバレる
アイツがこっちに向かって歩いてくる最中にすれ違った奴らは目を輝かせて見ている
…完全にバレてんじゃねえかよ
「おっそいわ」
「いや集合時間ぴったりだけど」
「5分前行動ってしらねぇのか てめぇ」
「はーい ごめんね」
周りの視線を気にせずにヒールを鳴らしながらやってきたクソアマは相変わらず俺のことを舐めている
そして俺のことをジーッと見つめて顎に手を当て何か考えている仕草をする
軽く首を傾げるその仕草は昔から変わってない
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犬井(プロフ) - 臨時教師…この展開私の好物です((やめろ これからも、まったりでいいのでマイペースに更新頑張ってください(´･ー･`)ﾌﾌﾝ (2020年3月5日 12時) (
レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです これからも、頑張って続けて下さい 応援しています(#^.^#) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 1fbc4252fc (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀) ぬん(プロフ) - 心の底から言います.......爆豪とくっついて.....あっこの作品大好きです (2020年3月1日 23時) (レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 永久さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - Leoさん» 前作から引き続きご愛読していただきありがとうございます！彼女の思いが伝わったようで嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月26日 19時
