29話 ページ30
爆豪side
昼飯を食いながら事務所にあるテレビを見ていると速報のテロップが入った
【ミルコ 結婚＆ヒーロー引退】
ミルコってアイツんとこの奴じゃねぇか
それにしても唐突すぎるニュースにキャスターたちも興奮した様子で話している
『事務所はヘスティアが引き継ぐそうですがそれにしてもめでたいですね〜！』
『そうですね！今まで多くの命を支えてきた彼女には幸せになってもらいたいものです！』
『ミルコ事務所はしばらくの間 書類等の手続きが必要の為 ヒーロー活動を休止するそうです
実質ヘスティアもしばらくはお休みするということになるでしょう』
『早く彼女に戻ってきてもらいたいですね！』
ミルコ事務所をアイツが引き継ぐんか？
じゃあ俺らの約束はどうなるんだよ
俺を待ちきれなかったのか？
殴るようにスマホの画面をタップしてアイツに電話をかける
プルルルとコールが数回響く
「…クソッ！電話ぐらい出ろや！！」
だけどアイツが出ることはなかった
手続きで忙しいことくらいわかるけど昔馴染みの電話ぐらい出ろや
「爆心地 君は静かにできないのか」
「静かにしとるわ！！！！」
「激しい矛盾だな」
デニム野郎がネチネチと説教してくるから余計腹が立つ
俺の髪型を整えるためにやってきたデニム野郎もテレビを見て驚いた声をあげた
「ミルコ 結婚するのか」
「チッ…」
「お前のプリンセスはずっと走り続けているようだな」
「…どういうことだよ それ」
コーヒーを片手に持ちながら画面を見つめるデニム野郎は溜息をつきやがった
その態度にも腹が立つ
「高校時代から彼女を見て思っていた
彼女はずっと走り続けている
何かを掴もうと必死で足を止めずに振り向くこともせずにただ前だけを見ている
故に彼女はきっと感情が欠落しているんだろう
だから
このままだといつか死んでしまうんじゃないかと私はいつも心配なんだ」
癪に障るけどデニム野郎が言ってることには納得した
アイツは圧倒的に感情が足りていない
過去の辛い記憶が原因なんだと思っていけどそれだけじゃない気もしていた
「君 彼女と仲が良かっただろう？
今夜 夕食にでも誘ったらどうだ」
デニム野郎の言いなりになるのは嫌だったけどアイツに会いたいと思っていた俺は夕食を誘うメールを送った
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犬井(プロフ) - 臨時教師…この展開私の好物です((やめろ これからも、まったりでいいのでマイペースに更新頑張ってください(´･ー･`)ﾌﾌﾝ (2020年3月5日 12時) (
レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです これからも、頑張って続けて下さい 応援しています(#^.^#) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 1fbc4252fc (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀) ぬん(プロフ) - 心の底から言います.......爆豪とくっついて.....あっこの作品大好きです (2020年3月1日 23時) (レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 永久さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - Leoさん» 前作から引き続きご愛読していただきありがとうございます！彼女の思いが伝わったようで嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月26日 19時
