青の彼岸花【鬼滅の刃】

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人間が私のことを青の彼岸花だと勘違いしていることは前々から知っていました


数人の鬼殺隊が私を指さしてそう呼んだことがあるからです


ですが私は青の彼岸花じゃない






なぜなら私は ＿＿＿＿ からです






産屋敷は私に次々と問いかけてきます


面倒ですが全部答えてさしあげました






「そうかい 答えてくれてありがとう」



『…』





彼は私のことを信用していない


隙さえあれば捕獲しようとしていることは屋敷についた地点で分かっていました



だからたった今 弓矢隊に合図を出したのもすべて把握済みです



この場に留まり続ければ弓に当たってしまうので屋敷の中に… 彼の真ん前に立ちました





「よもや！！！！！」


「なんてことだ！今すぐ殺せ！」


「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…」


「お館様が危ないわ！！」


「Aさん！やめてください！」




弓矢から避けただけなのに人間たちは私が彼を殺そうとしていると勘違いしています





＿＿＿ 蛇の呼吸 壱ノ型 委蛇斬り


＿＿＿ 水の呼吸 漆ノ型 雫波紋突き


＿＿＿ 霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞




数人の柱さんたちが私に攻撃を仕掛けてきました 痛い思いをするのは嫌です






＿＿＿＿＿＿ 血鬼術 通りゃんせ




左手に呪字を浮かべ柱さんたちに吹きかけました


この血鬼術は呼吸使いの動きを止める すなわち呼吸を止めることが出来ます





『痛い思いはしたくないの


貴方たちが本気で私を殺しにくるのであれば私もそれ相応のことをさせていただく』





柱さんたちに冷たい目線を送りながら告げました


私の血鬼術に動揺しているようで誰一人近づいてこようとしません




「A 突然驚かせるようなことをしてしまってごめんね どうか許してやってくれないかな？」



「お館様…！」




産屋敷が私の手を引き 謝罪しました


彼は何もしていないというのにとても不思議な人間です




『…』



「ありがとう」




言い返さなかったことを肯定と受け取ったようで柔らかい笑みを向けてくる




「彼らは私の大切な子供たちなんだ 子供の失敗は親が責任を持つものだろう？」






私の疑問を察したようで聞いてもいないのにわざわざ答えてくれました



やはり私には理解ができません









『私たち鬼のことは殺すのに？』






私たちだって同じではありませんか

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