176話 ページ27
緑谷side
そしてついに始まった第三試合
『くしゅん…！』
開始早々 轟くんがくしゃみをする
飯田くんが風邪かと聞けば違うと答えていた
…風邪じゃないなら噂話かな
「そろそろ着く 手筈通りに広がるぞ！」
先頭を走る尾白くんが合図を出す
合図と共に5人はバッとお互いから距離を置くように離れた
そしてその瞬間 轟くんが氷で辺り一面を容赦なく凍らせた
「相変わらずぶっぱが強え！ずるい！」
「でも視界を遮っちゃう氷塊じゃないよ」
相手に柔化させる骨抜くんがいるから彼から自由を奪う為に地面まるごと凍られたのだろう
『氷結ぶっぱは安い手じゃん
もっと非常に火攻めで来られたら打つ手なかったのに』
だけどそれさえも個性で柔化してしまう
正式に言うのであれば轟くんの氷が届く前に柔化させておいて氷が届かないようにしたのだ
モニターに移る中で一番B組の集団に近かった尾白くんの居場所がバレてしまう
気付いた頃には足場を柔化されてしまってぐにゃぐにゃだ
『尾白は俺が相手する！！』
そんな尾白くんを回原くんが狙う
尾白くんも尻尾で攻撃を防ぐけどドリルのように回る腕は防ぎようがないようで苦戦している
『尾白く…！！』
尾白くんの援護をしようと向かった飯田くんも骨抜くんの個性で沈めらてしまう
これでもう飯田くんは動けなくなってしまう
『おのれ敵！狡猾なり！！』
「設定に入り込むね」
未だ場所が特定できないのは障子くん
そして月躬弖さんだ
僕の予想では月躬弖さんが最前線を切って走ると思っていたから今回の流れは予想外だ
何か得策でもあるのだろうか
なんて考えているうちに轟くんの後ろに隠れていた障子くんが見つけられてしまう
角取さんの個性だ
障子くんまで抑えられてしまったら本格的にマズイんじゃないか…！？
轟くんが障子くんに意識が向いていると氷壁がピキっと音を立てた
そう 今度は鉄哲くんが仕掛けてきたのだ
『てめぇえよぉお！つめてぇんだよ！！てつてつがきんきんだよ轟ィ！！！
ステゴロでなぁ！！俺に勝てるかァ！？』
轟くんの顔を掴んで殴りかかろうとする鉄哲くんを避けることはできない
思い切り殴り飛ばされてしまった轟くんは圧倒的に不利だ
そんな時 2人の頭上を黒い何かが通った
『ちょっと何言ってるか分かんない』
そう月躬弖さんだった
颯爽と現れた月躬弖さんは轟くんの後ろ襟を掴んで後ろにぶん投げる
どうやらそれも作戦の1つなようだ
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
