177話 ページ28
緑谷side
轟くんと変わるように現れた月躬弖さんは鉄哲くんに拳銃を向ける
『俺にンなもん効かねぇよ！！！』
『物は試しって言うじゃん』
パンパンと銃声が響くけれど鉄哲くんに弾丸が当たることは無い
金属音を立てて弾丸は落ちてしまった
『まー 普通に考えてそうだよね』
『分かってんならすんなや！！！！』
やれやれと言いたげな月躬弖さんに容赦なく殴りかかる鉄哲くん
月躬弖さんは拳銃をジャケットにしまって鉄哲くんの攻撃を受け流す
一発でも食らってしまおうものなら半端ない痛みが襲ってくるだろう
『いつまで逃げてるつもりだァァァ！？さっさとてめえから攻撃仕掛けてこいやァ！！！！』
『…うるさ』
鉄哲くんに煽られた月躬弖さんは顔を顰めた後物凄い勢いで回し蹴りを入れた
それを両手を縦にするようにして防ぐ鉄哲くんはニヤリと笑った
『そんな遠心力と脚力だけの蹴りなんざに俺が負けるわけがねぇだろぉ！！』
『…！！』
半端ない硬さに月躬弖さんは痛みで顔を歪めてしまうほどだ
そんな月躬弖さんの足を掴んで鉄哲くんは壁に思い切り打ち付けた
「ヒィィィ！月躬弖の整った顔がぁ！！」
「切島でもねぇのに容赦ねぇな！！！」
モニターを見るA組陣から悲鳴があがる
超近距離戦が得意な月躬弖さんでも流石に鉄哲くんは厳しい
『うぇ…血の味がする』
打ち付けられた月躬弖さんは全身の痛みで動きが鈍くなっている
そんなことも気にせず鉄哲くんは攻撃を繰り返していく
『ちょっとヒーローランキングに入ったからって調子乗ってんじゃねえのか！？！？
俺からしたらてめぇの攻撃なんざ大したことねえんよ！！』
一方的な鉄哲くんの攻撃をギリギリで受け流す月躬弖さんはいつやられてもおかしくない
なんだかんだいって鉄哲くんは相手が女子ということもあって鳩尾や顔面を狙わないようにしている
故に彼が本気を出せば月躬弖さんは今すぐにでも負けてしまうのだ
『ははっ… 舐めてんのはそっちだよ』
『あぁ！？』
圧倒的不利な状況にいる月躬弖さんが言う
これには僕達だけでなく鉄哲くんも困惑しているように見える
『あんた 鉄なんでしょ』
『それがどうしたっていうんだよ！！』
『私の個性忘れてるんじゃない？』
その言葉に全員がハッとする
超近距離戦が得意すぎる月躬弖さんだから僕達は完全に彼女の個性のことを忘れていた
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
