148話 ページ49
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皆がどう思っているか分かっている
だけど今の私を知っていながらも私を指名してくれたミルコさんに会いたかった
「行きます」
だから爆豪くんの言葉も無視した
皆が不安そうな目で私を見つめてくるけど気にしていられない
相澤先生は溜息をついて｢そう言うと思ってたよ｣と言って私のコスチュームが入ったケースを教卓にあげた
「教務室でミルコが待っている」
「はい」
私はそのケースを受け取って教室を出た
皆の思いを無下にした自覚はある
昨日 あんなに突き放したのにまだ私のことを嫌っていない
それどころか心配してくれている
だけどその全てが今の私には足枷のようにしか感じなかった
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教務室に行けば相澤先生の言葉通りミルコさんが待っていた
私の顔を見るとミルコさんは頭をガシガシと撫でて何も言わず抱きしめてくれた
普段の彼女からは想像できない行動だけど彼女なりに精一杯私を励ましてくれているんだと理解した
私をひとしきり抱きしめたあとミルコさんは私に今日の任務を説明した
渋谷のショッピングモールで立てこもり事件が起こっているらしい
まだメディアには公表していないため出来るだけ隠密に事件を解決したいということだった
「お前はそのショッピングモールに潜入してバレないように人質を避難させろ
あと出来るだけ戦闘は避けろ
敵はナイフを使うらしいからバレたらお前も人質も終わりだ」
念押しをしたミルコさんは私にジャケットを投げつけた
慌ててキャッチするとかなりの重さがある
不思議に思って広げると内側に拳銃が4丁とナイフが仕込まれた黒いミリタリージャケットだった
本格的な冬に差し掛かっているため今の私のコスチュームではとても寒い
防寒も兼ねて武器を装備したジャケットをわざわざ用意してくれたのだ
「肌の露出が多いコスチュームだから急いで作らせたんだ
お前なら拳銃もそれなりに扱えるだろうと思ってプロが使うものを調達しといた」
ミルコさんもなかなか露出が多いから説得力が低いけど私のために準備してくれたことは嬉しかった
素材もすごく強力でナイフで切りつけられても破れることはないらしい
弾丸も防ぐというかなりの代物
その分 重さはかなりある
「よし いくぞ」
コスチュームの上からジャケットを羽織って着替え終えるとミルコさんが乗ってきたのであろう車にのって現場に向かった
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
