129話 ページ30
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文化祭も終了時刻となり私と爆豪くんは3ｰJの教室にドレスを返しに行った
後から知った話なのだけれどレンタルできたドレスは全て手作りだそう
経営科であるということもあり名刺やら連絡先やら色々交換した
「私のブランド立ちあげたら月躬弖ちゃんモデルやってくれない？」
「もちろん よろしくお願いします」
むしろこんなに可愛いドレスを着れるだなんて私の方がお願いしたいくらいだ
爆豪くんもメンズモデルに誘われていたけど悪態をつきながら断っていた
ちょっと残念だけど本人が嫌ならしょうがないよなと思った
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ドレスを返し終わって教室に戻ると上鳴くんたちが待ってくれていた
私と爆豪くんの鞄も持ってきてくれてた
｢悪かった！｣と切島くんが私たちを置いていったことをわざわざ謝ってくれた
私も私でちゃんと楽しめたからあまり気にしないでほしい
「爆豪達は何してたんだ？」
「一日限定カップル」
「まじかよ！！！！見たかった！！」
ゲラゲラと笑っている瀬呂くんにタキシードを着た爆豪くんの写真を見せると更に爆笑した
そんな3人を見て怒る爆豪くん
2人でいるのも楽しかったけどやっぱり5人でいた方が楽しい気がした
「腹空いた〜〜！！」
「お前 焼きそば2皿も食ってただろ！？」
「それはそれ これはこれだよな！」
「私も焼きそば食べたかった」
「まだ食い足りねえのかよてめえ」
結局そのあとはコンビニで肉まんを買って寮に戻った
肉まんのシーズンじゃないなと思いつつも口に入れたらやっぱり美味しくてペロリと食べてしまった
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私には一つだけ心残りがあった
心残りというか なんていうか上手く言い表すことが出来ないけど…
それはエリちゃんが私みたいになりたいと言ってくれたこと
私は私みたいな子を増やさないためにヒーローになりたくて毎日を過ごしている
エリちゃんは綺麗な状態の私を見てそう思ってくれたのだと思う
まさかこんな私みたいになりたいと思ってくれる人が現れるだなんて思いもしなかったから正直驚いた
悪意のない純粋な言葉だったけど私は素直に受け取ることが出来なかった
私は本当に｢私みたいな子を増やさないためにヒーローになりたい｣と思っているのだろうか
皆のように私の理由は輝いていない
あの日を払拭するためにヒーローを目指しているだけでそこに強い執着心はあるのだろうか
自分のなりたい姿が分からなくなった
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
