128話 ページ29
緑谷side
流石にかっちゃんも小さな子の前では怒れないのか月躬弖さんの言葉を否定しない
それを聞いていた月躬弖さんファンは断末魔のような悲鳴をあげている
エリちゃんは月躬弖さんにすごく懐いてしまったようで繋いだ手を離そうとしない
「私もティアさんみたいになれる？」
ヘスティアだと呼びにくいからティアと省略して月躬弖さんを見つめるエリちゃん
月躬弖さんは困ったように笑った後 エリちゃんの目を見て言った
「絶対になれるよ」
「ほんと？」
「うん エリちゃんは強い子だから」
エリちゃんは目を輝かせているけど月躬弖さんは少し悲しそう
彼女の様子が気になったけど時間が迫っているから写真を一緒に撮ってもらった
「さようなら ヘスティアさん！」
「またね エリちゃん」
かっちゃんの横に立って手を振る月躬弖さん
エリちゃんは本当に嬉しかったようで撮ってもらった写真をずっと見ている
それにしてもなんであんなに悲しそうな顔をしていたんだろうか
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爆豪side
アイツが｢ドレスが着たい｣とか言い出したが故に何故か俺まで硬っ苦しい服装を着させられた
文句を言ってやろうかと思ったけど本当に楽しそうにドレスを選んでいるアイツを見ると言う気が失せた
「爆豪くん どっちがいいと思う？」
手を引かれて数着あるドレスの前に連れていかれる
黒のシックなドレスと水色のAラインドレスを持って俺に聞いてくる
アイツが選んだドレスよりもその後ろに掛けられている白いベルラインのオフショルドレスが目に止まった
顎で｢ん｣とそれを示せばアイツは分かりやすく顔を明るくさせた
「可愛い…！ これにする！」
あんなに悩んでたくせに俺が選んだドレスをすぐに気に入ったようでパーテーションの奥で着替え始めた
3年の奴と楽しそうに話しながら着替えている音が聞こえてくる
名が知れ渡ってるアイツはどこを歩いていても注目の的になっていた
男も女も関係なくアイツをみて目を輝かせているのを見てなんで俺と一緒にいるのが不思議に思うくらいだった
しばらくするとドレスアップが済んだようでヒールを鳴らしながら出てきた
「どう？一日限定彼女のドレス姿」
「悪くねぇんじゃねえの？」
普段と違う雰囲気をしたアイツはお世辞抜きで住む世界が違う人間のように見えた
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
