･ ページ44
．
最終的に結果は玉狛第二が勝利を収めB級5位に昇格
すなわちB級の中でも上位入りを果たした
いつにも増して積極的な那須隊の戦法には何度か驚かされたがスコア上では玉狛第二が一歩上だった
｢改めて振り返ってみていかがでしたか？｣
｢あんまり予想当たんなかったな〜
やっぱ東さんみたいにはいかない｣
｢もうちょっとマジメに｣
｢マジメに？OK｣
三上の問いかけに太刀川が答えた
今試合最も大きなポイントはやはり橋が落ちたこと
身を切って那須隊の作戦を阻止した玉狛の思い切りは高い評価に値する
恐らくそれがなければ最初の転送位置が有利だった那須隊が勝っていただろう
｢橋が落ちることで全ての部隊が東西に分断される展開になりました
ではまず西岸のほうからお願いします｣
太刀川の発言を踏まえて次は迅が答える
あくまで迅の主観的な考えだが西岸のポイントは那須隊の二人が逃げなかったことだ
熊谷･日浦は点を獲れずに退場したがそれぞれちゃんと時間を稼いでいる
二人が即逃げで
そうなると那須が東岸で三点を獲るのは難しかっだろう
上位陣に追いつくには失点より特典が大事
玉狛と鈴鳴に一点ずつ獲られたがトータルでは悪い判断ではなかった
玉狛第二と鈴鳴第一のエース対決
村上が常に優勢に見えたが味方が一人落ちた対岸を気にしてか相手の誘いに最後の最後まであと一歩待てなかった
そのあたりに敗因がある
一方玉狛第二は東岸のことは頭にない程の捨て身っぷり
恐らくそういう
｢エースに任せた玉狛｣と｢エースを待った鈴鳴｣
隊長が選んだ作戦の差が最終的な勝敗に関わったかと言うとそれはあまりにも結果論すぎる
もし村上が空閑に勝ち東岸で合流していたら鈴鳴第一が普通に勝っただろうし傍から見てもその可能性は高い
どちらかと言えば勝てる相手に負けたエースの村上が悪い
鈴鳴第一の隊長である来馬は勝算が高いから村上を待っていたしそれは間違いではない
必ずしも負けが｢作戦が悪かった｣ということと結び付くとは限らない
｢今試合結果により玉狛第二がB級上位入りしましたがB級1位二宮隊の一員として瀬鳴隊員はどう思いますか？｣
軽く首を傾げて瀬鳴は答えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1296人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず(プロフ) - 続編おめでとうございます！！ご自分のペースで構わないので、更新を続けて欲しいです！これからも応援してます！ (2021年12月17日 19時) (
レス) @page50 id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 夢主の解説が完全にニノだ…………！これ聞いてるニノもすごく頷いてそう。 (2021年12月14日 1時) (レス) @page42 id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - 二宮隊かっこいいですよね！スーツ姿で弧月持ってるの本当に好きです！夢主ちゃんも末っ子感があって可愛いです！！ (2021年10月17日 22時) (レス) @page40 id: 25eb3d3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ(プロフ) - すごい次の展開が気になりドキドキしています！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2021年10月15日 12時) (レス) @page36 id: 94b7e990bf (このIDを非表示/違反報告)
男が苦手な辻 - ぎょえええ終わりですか…ストーリーもキャラ設定も二宮隊も大好きなだけに残念です… (2021年5月27日 2時) (レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばぐ
| 作成日時：2021年1月10日 19時
