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見たことがある気はするが実際会ったことはなく彼らに面識はない
彼は両目を瞑っているのに普通に歩いている
随分と器用なようだ
そんな彼はロボットのような生徒の発言に言葉を重ねた
｢呪術師に歳は関係ないよ
特に伏黒君 彼は禪院家の血筋だが宗家より余程出来が良い｣
｢それは
｢どういうことだ？｣
｢別に｣
同じ校だというのに険悪な様子の京都校
まるでこちらとは全く違う
そんな時パンッと手を叩く音が聞こえた
音の先にいる女性は京都校の引率である準1級呪術師の庵歌姫
内輪で喧嘩をする彼らを宥めてから東京校を見て首を傾げた
｢で あの馬鹿は？｣
｢悟は遅刻だ｣
｢
｢誰もバカが五条先生のことだとは言っていませんよ｣
｢最早共通認識でしょ｣
自分たちの教師だというのに容赦ない発言をする東京校の生徒たち
一体どうしたらここまで言われるのだろうか
そんな彼らの後ろから台車を押す音が響いた
振り返らずとも分かる
｢おまたー！｣と勢いよく現れた五条が押す台車には大きめの箱と気味の悪い人形ストラップ
｢やぁやぁ皆さんおそろいで
私 出張で海外に行ってましてね｣
｢急に語り始めたぞ｣
｢はいお土産
京都の皆にはとある部族のお守りを
歌姫のはないよ｣
五条の言葉に｢いらねぇよ！｣とキレる庵歌姫
京都校の生徒たちにミイラのような人形を渡すと様々なリアクションをした
三輪だけが唯一嬉しそうな反応をしている
五条はグリンッと振り返って｢そして東京校の皆にはコチラ！｣と叫んだ
テンションが高い大人とは不気味だ
｢故人の虎杖悠仁君でぇーっす！｣
｢はい！おっぱっぴー！！｣
意気揚々と現れたのは虎杖悠仁
死んだと思っていた虎杖の登場に1年3人はこの上ないほど顔を顰めた
そんな彼らを見て虎杖も驚きが隠せない
東京校の生徒は全然嬉しそうではないし京都校の生徒はお土産に夢中
サプライズは見事失敗だ
冷や汗をダラダラとかく虎杖のもとに葛波は近付いていった
｢く､葛波サン…？｣
｢虎杖のバカ！最低！許さない！｣
｢ごめん！マジでごめん！｣
葛波は何度も虎杖を容赦なく殴りつけた
両目から大粒の涙を流す葛波
予想外のリアクションに虎杖はどうしたらいいか分からずひたすら謝り続けることしかできなかった
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raru58063503(プロフ) - このお話大好きで何回も読み返してます！！ (2022年10月8日 23時) (
レス) @page36 id: 95468c547b (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 伏黒とどうなっていくのか楽しみです！！引き込まれるようなお話でワクワクしました！ (2022年2月6日 6時) (レス) id: 638dc06db7 (このIDを非表示/違反報告)
無量クーポン - ヤベェくそおもろい← (2022年1月20日 19時) (レス) @page17 id: f5549b5e83 (このIDを非表示/違反報告)
Sol(プロフ) - 何回も一気読みしました！！お話の続き楽しみにしてます (2022年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 11f64c7a6d (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - この作品とても面白くて好きです。葛波ちゃんの誕生日がまさかの私と一緒で笑っちゃいました。 (2022年1月4日 11時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年12月27日 17時
