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妃旗side
6限の授業終了のチャイムが鳴った
今日は珍しく最後までちゃんと学校にいることができた
教科書や参考書をカバンに詰める
「なぁ妃旗 ランク戦しようぜ」
「いいよ」
「いや今日は遠征に向けた合同訓練 お前絶対忘れてただろ」
米屋からランク戦の誘いを受けようとすると出水に教科書で頭を叩かれた
手加減しているとはいえ痛い
ムッとしながら振り返ると出水は｢俺は悪くない｣と言いながら席を立った
「あーそうか！お前ら遠征行くのか！」
「そうそう いいだろ」
「俺も行ってみてーなー」
米屋が羨ましそうにそう言う
出水も少し誇らしそうだ
私はあまり乗り気ではないから二人を見て笑うことしかできない
クラスメイト達は私達がボーダーのA級隊員だということを知っている
そうはいえどもやはり近付きにくいのかこちらが話しかけない限りあまり絡みに来ない
確かに私も一般市民だったら何となく絡みにくそうな印象を持ってしまうかもしれない
私の支度が整ったのを確認すると二人は歩き出した
向かう先は勿論ボーダー本部
先を歩く二人に置いていかれないように追う
どうやら二人は私が隣にいないことに気付いていなかったようだ
私が二人の間に入ると｢お前本当に真ん中が好きだな｣と米屋に笑われた
これが女の子同士だったら嫌われる行動なんだろうとは思う
けど米屋と出水は当たり前のように私に真ん中のポジションを与えてくれる
なんだかんだ言って仲がいいのだ
「今日はチーム形式の模擬戦だってよ」
「マジか！見に行こうかな〜！」
「多分公開しないと思う」
スマホを見ながら器用に歩く出水
チーム形式の模擬戦は久しぶりだ
私が属する冬島隊は少し特殊だから実践練習があるとかなり助かるし良い経験になる
だけどほとんど私一人で太刀川さんや風間さんたちを相手しなければならないと思うと少し気が沈む
負けるつもりは無いんだけど勝てる自信も残念ながらない
「お前 今日は逃げんなよ」
「無理 やばそうだったらすぐ逃げる」
「機動力の無駄使いだろ」
ケラケラと米屋と出水は笑う
二人は当たり前のように隣に太刀川さんや三輪がいるから分からないだろう
一人で何人も相手するのはどれだけ大変か
「気を付けろよ」
何に対してかは言わないけど米屋は私と出水にそう言った
それに答えるように私は少し笑った
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙様お久しぶりです！私もワートリ再熱して書いてしまいました笑 ありがとうございます！今日も一日頑張ってください！ (2020年11月5日 5時) (
レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - まって！今ちょうどワートリ再熱してるんですけど、ワートリとばぐさんとか最高すぎん？って感じです！今まだ読んで無いんですけど絶対読むので読んだらまたコメントしますね！あーー楽しみ！生きる糧にして取り敢えず明日の学校頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえて嬉しい限りです！前々からワートリの作品を書きたいと思っていたので本当に嬉しいです！これからもご愛読よろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 5時) (レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - ばぐさまの作品全て読ませて頂かせてます！どの作品もとても大好きな神作者さんがとても大好きなワートリの小説を書いてくださるなんて感無量です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年10月8日 20時
