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妃旗side
再びブースに戻ってくるとさっきより人混みが増えていた
Ｃ級隊員の話を盗み聞きしたところ風間さんとバトって引き分けに持ち込んだ人が緑川とバトってるらしい
「妃旗…！」
人気者は大変そうだなぁと他人事のように考えていると後ろから声を掛けられた
今度は何だと振り返るとさっき別れたばかりの辻だった
面識はもともとあるけど話したことはほとんどないから驚いた
「どうしたの？辻もランク戦する？」
「えっと…そうじゃなくて…」
目がすごく泳いでいる
なんか緊張しているみたいだ
「俺に弧月を教えてください…！欲を言えば旋空もお願いしたい…です…！」
ガバッと物凄い勢いで頭を下げる辻
周りのＣ級隊員たちが何事かとこちらを見てザワザワしている
まるで私が悪役みたいでちょっと気が引ける
「分かった！分かったから一回顔上げてくれないかな！？」
辻の肩に手を当てて無理やり頭を起こす
捨てられた子犬みたいな目でこちらを見てくる辻に思わず｢うっ…｣と顔を顰めた
まさか辻がこんな大胆なことすると思わなかったし自らやってくるとは思わなかった
こんな真剣に頼んでくれたのに断るのは申し訳ない気がする
さっき二宮さんに断ったばかりだけどやはり引き受けることにした
「私でよければ教えるよ」
「…！ありがとう…！」
「どういたしまして」
｢よっしゃ｣と小さくガッツポーズをする辻
私は人生初の弟子ができてしまって内心混乱している
忍田さんみたいに上手く教えられるか不安だけど辻はセンスがいいからきっと私が伝えたいことを理解してくれるに違いない
もう一度お互いにある程度自己紹介をしてから練習に挑むことにした
練習といっても実際はランク戦
戦いながら教えるのが一番いい気がした
混んでいる時間帯なだけあってほぼ満室
少し空きが出来るまで待つことにした
「辻って女の人苦手なんだよね？私で本当に大丈夫ただった？」
「妃旗はなんか大丈夫…な気がする…」
「気がするだけかーい」
少しずつだけどカタコトが取れている
この調子ならすぐに仲良くなれそう
師匠やら弟子やらそんな立場に関係なくとりあえず辻と仲良くなれたら十分だろう
そんなことを考えているとちょうど空きが出来たので私たちもランク戦をすることにした
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙様お久しぶりです！私もワートリ再熱して書いてしまいました笑 ありがとうございます！今日も一日頑張ってください！ (2020年11月5日 5時) (
レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - まって！今ちょうどワートリ再熱してるんですけど、ワートリとばぐさんとか最高すぎん？って感じです！今まだ読んで無いんですけど絶対読むので読んだらまたコメントしますね！あーー楽しみ！生きる糧にして取り敢えず明日の学校頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえて嬉しい限りです！前々からワートリの作品を書きたいと思っていたので本当に嬉しいです！これからもご愛読よろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 5時) (レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - ばぐさまの作品全て読ませて頂かせてます！どの作品もとても大好きな神作者さんがとても大好きなワートリの小説を書いてくださるなんて感無量です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年10月8日 20時
