魔女が一人。【呪術廻戦】

Happy Valentine‘s Day ページ43

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バレンタイン記念話！！あったらいいなのお話です。

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「ね〜え、A！チョコちょーだい！」


『…昨日も一昨日もその前も今日も任務入ってる話、聞きたい？』


「あ、そうなんだ。だからチョコ作れなかったのね、残念だな」


『残念なのはこっちだよ！！！！』





バレンタインデー。




できることならみんなと一緒にチョコ作りたかったし、なんならラッピングとかだって一緒にしたかったし、バレンタインプリも撮りたかった。

まあプリは後で撮るとして、友達とチョコ作るとか青春でしかないじゃん。私もやりたかったのに。




と話しかけてきた五条に向かってブツブツ言っているのは、今日も今日とて任務のAだ。





『マジ許さん任務…』


「ちなみにどこ？」


『ちょっと遠く』





多分爆速で戻っても作る時間は残されていない。もっと早くから準備しておけばよかったのに、しなかったAもAだが。


不服そうな顔で時計を見たAの表情は、途端に焦った顔に変わった。





『やば、遅刻だ遅刻』


「あー、僕もだ。頑張ってね〜」





うん、ばいばい〜と手を振ったAは、猛ダッシュで廊下を走っていった。


五条はそれを笑顔で見送ったのに対し、彼女の担任である日下部篤也は怒鳴り散らした。





「廊下走んな！！！」


『チョコあげるから許して！！コンビニの！』


「あ、ほんと…？じゃなくて！せめてゴディバの買ってこい！！」






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