魔女が一人。【呪術廻戦】

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真依が失神したのを確認し、彼女を木のふもとまで連れて行く。

今の感じだと、気絶するのはただ少しの間だ。守護霊を出さなくても平気だろう、と判断したAは彼女が起きる前に急いで立ち去ろうとする。



『アクシオ(来い)』



さっき立ちかけておいた箒を呼び寄せ、すぐにまたがるA。指示出しを続行しようと空に上昇していくと、何やら足元が濡れている様子の真希を見つけた。


大好きな彼女の姿を見つけて笑顔を浮かべたAは地上へと急降下していく。



『真希ーー！！！』

「うわっ、Aか」

『よかった会えて。足濡れてるけど平気？』

「ああ、平気平気」



そっかぁ、と言ってしばしの沈黙が訪れて。Aは真希に小さな声で言った。



『真依ちゃんはあっち。…多分もうすぐ目覚ますよ』

「…そうか」



お互い特に何もいうことなく、一つハイタッチ。

そうして真希とAはそれぞれ逆の方向に向かってて進んでいった。









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