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「おお〜、かっこいいねA」
「あの子五条に似てない?悪影響…」
別室、教師陣の控室。
彼らの視線は、六つのモニターのうちの一つに集められていた。
「もしかして、僕に憧れて真似しちゃったとかかな」
「それだけはないわよ、安心しなさい」
「え〜…」
モニターに映る彼女は、どうやら箒を使うつもりはないようだ。
絶え間なく飛んでくる銃弾を器用に避けながらそこらじゅうを駆け回っている。
しかし、いくら彼女といえどいつまでも避け続けるのは難しいはず。遠目で見てよくわからないが、当たってしまった様子のAを見て冥冥が声を漏らした。
「魔法は使わないのかい?」
「ん〜…、きっともうすぐ使うと思うんだけど…」
どこか彼女に興味を持っているような、そんな口調で冥冥が口を開き、五条が彼女にそう返した次の瞬間。
彼女は腰あたりにつけている杖ホルダーに手を伸ばす。
「あ、くるよ冥さん」
冥冥だけでなく、歌姫でさえもそのモニターに視線を向ける。
彼女は、真依…ではなく、周りの木々に杖を向けていた。
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れもん - 好きです!(ゑ)更新待ってます!! (2021年4月23日 18時) (レス) id: 46613accf8 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - もち米の化身さん» すごく嬉しいですありがとうございます> <!飽きてなかったですか、よかったです笑 (2021年3月22日 23時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
もち米の化身 - 面白いですね!あと、飽きませんよ! (2021年3月21日 23時) (レス) id: 356bd7e73b (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - ムスメ3さん» 世界がガッツリ!ってわけではないです!呪文、出身校、家柄、両親の仕事ぐらいですかね。わかりづらかったらごめんなさい泣 (2021年2月14日 21時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 初めましてこんばんはもしかしてハリ〇タの要素あり的な感じですか? (2021年2月14日 21時) (レス) id: 43c62374c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なんなん | 作成日時:2021年2月6日 23時