期末テスト ページ10
今日は期末テスト最終日。更には最後の科目。
生徒達の緊張もやや解れかけている。
まぁ、勉強への姿勢はどうであれ、赤点を取りさえしなければ教師としてはどうでもいい事だ。
そんなことを考えていれば、鐘が鳴ったので、答案を集めて教室を後にした。
……にしても。いつも赤点をとってこの時間には死んだ顔をしている生徒たちは今回、何故か自信ありげにしていたな。
勉強していたのだろうか。まぁ、答え合わせをすれば分かることか。
椅子に腰かけて、1枚1枚と丁寧に解答をしていく。
そんな次の日に訪れるテスト返却の時間。
出席番号順にテストを返却していき、全員に渡ったところで教室はとても賑わっていた。
……今回のテストは正直、出来は上々だ。
ほぼ全員が高得点で平均点も半分以上。少し簡単すぎただろうか。
『静かに。俺は教師になって間もないので、この点数が君たちの実力ということにとても驚いている。
実に優秀な生徒だと一人一人に花丸を上げたいくらいだ。
……話はそれだけ。テキストを開いてくれ。授業を進めるぞ。』
授業を数回行えば、もう上位50名の名簿が掲示されたようで。
近くに行けば阿鼻叫喚。そんなに皆自信があったのだろうか？いい事ではあるが。
そんなことを考えながら名簿を横目に人混みを通り抜けようとした時。
ずっと違和感の波が押し寄せた。
『上位30名以上が、満点……？』
確かに満点を全教科取る者は居るには居る。しかし、それはほんのひと握りだ。
普段の様子からは想定できないテストの高得点、この異様な順位付け。
……これは何か、悪いものが働いているのではないだろうか。
そう思わずにはいられなかった。
ぐるぐると考え事をしているうちに気づけば周りの生徒が一斉に同じ方向へと歩き始める。
よく見てみれば皆、頭にイソギンチャクらしきものが生えている。
……はぁ、どういう…
同じく唖然としている監督生とジャックの背を追って自らも生徒達の行方を追った。
人集りを見つけて近寄ってみれば、鏡舎の中で。
オクタヴィネル寮の前が特に混雑していた。
…皆口々に順位を言い、憤慨したり悲観したりしている。
…インチキタコ野郎なぁ……。
とりあえず、目で見て見ないことにはどうしようもないので、これまた監督生達の後を着けた。
『…やっぱりかぁ……』
ため息をつく。
イソギンチャクが群れている場所はモストロラウンジであった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
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西 - この方角に福があるはずです
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Tomimatsu/富松(プロフ) - 【鬼滅】 愛 さ れ る べ き 鴉 柱 【男主】 のパスワードを教えて貰えませんか？ (2020年12月30日 20時) (
レス) id: f3792cc803 (このIDを非表示/違反報告)
みるつき(プロフ) - ぽんさん» あれ！すみません外れてなかったみたいです…気をつけます… (2020年9月26日 23時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるつき | 作成日時：2020年9月26日 23時
