逆戻り ページ16
その後のアズールの様子は普段と一変していて、とても手をつけられないくらい暴れていた。
『アズール！それ以上は危険だ！その魔法は強力すぎる！』
アズールは次々と見境なくそこら中の生徒から能力を奪っているようだった。
『ｯ……！アズール！俺の言うことを…！』
ダメか？もう、声は届かないか？
ジェイド「アズール！貴方なにをしているんです！」
フロイド「うわ、なにこれ、どーなってんの？」
リーチ兄弟や監督生達も戻ってきたようで、なんの騒ぎかと困惑していた。
『アズール、その能力は強力すぎる、だからこそ契約書なしでは制御出来ないんだろう？
それをこんなにも…これ以上続けたらどうなるかなんて、聡明なアズールなら分かるだろう？』
アズール「だって、なくなっちゃったんですよ、全部……」
自暴自棄になったようでアハハと笑い始める。
アズール「このままじゃ昔の僕に戻ってしまう！」
フロイド「あのさー、今のアズールって、昔のアズールよりずっとダサいんだけど。」
アズール「あ〜〜〜〜〜〜〜、そうですか。」
アズールは自分のことを卑下した後にだからもっとマシな自分になる為に皆から力を奪う。と言った。
アズール「寄越しなさい、全てを！！！」
魔力が強まった。頬にピリピリと嫌な感覚が伝わる。
『！？ま、まずい！オーバーブロッドしてしまうぞ！』
制止の声もままならず、アズールの姿は一瞬のうちに黒いモヤで包まれたと思えば…
八本足の人魚でいて禍々しい様子のアズールが立っていた。
…その後ろには
『…！戦闘に入る！全員気を張っていけ！』
全員臨戦態勢に入る
アズール「取引しましょう、取引しましょうよぉ！！」
フロイド「いつものアズールとなら取引してもいいけど、今のアズールとはイヤだな。」
ジェイド「えぇ、同感です。」
全員で必死になってアズールを正気にさせようと大きな怪物に向かって攻撃を仕掛ける。
アズール「そうやってみんな僕をいじめる…僕がグズでノロマなタコ野郎だから…？
僕はただ、力を手に入れてアイツらを見返してやりたかっただけなのに……！」
「僕は……僕はただ………ｯ！」
そう言って倒れ込んだアズールの周りにはもう怪物の姿はなく、皆アズールの元へと駆けつけた。
『とりあえず寝かせておこう、直ぐに目が覚めるだろう。
……俺はここらにいる生徒たちを一旦医務室へ転送する。
すぐに戻ってくる。それまでアズールを。』
ジェイド「はい、先生。おまかせを…」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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Tomimatsu/富松(プロフ) - 【鬼滅】 愛 さ れ る べ き 鴉 柱 【男主】 のパスワードを教えて貰えませんか？ (2020年12月30日 20時) (
レス) id: f3792cc803 (このIDを非表示/違反報告)
みるつき(プロフ) - ぽんさん» あれ！すみません外れてなかったみたいです…気をつけます… (2020年9月26日 23時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるつき | 作成日時：2020年9月26日 23時
