海の底の主人 ページ11
暗い室内に一筋、ライトが照らされる。
そこに姿を表したのは…
ご明察通り。ここのモストロラウンジを経営しているアズール・アーシェングロット。
アズール「今日から君たちの主人になる男です。」
「君たちは僕と勝負をして、負けた。」
「契約に基づき、これから卒業までの間、僕の下僕として身を粉にして働いてもらいます。」
淡々と語るアズールにエースが反論する。
それに続いて皆口々にアズールに文句をつける。
聞いている限りでは、まぁ、アズールの契約と言い分には相当理解はできる。
まぁ、教師としてはなんとも言えない気持ちだが…まぁ、勉強したには代わりはないからなぁ。
悶々と悩んでいれば、ジャックが気に食わない。と声を上げた。
グリムが期待の眼差しを向けるも、ジャックはここにいる全員がだ。と一蹴した。
そして結局、実力行使の上、契約を取り消そう。と言う結論に至ったらしい。
……まぁ…双子が出てきた時点で察した僕は少し遠巻きにその喧騒を眺めていた。
結果的に。グリム達は惨敗した。
そしてモストロラウンジでの業務を始め、監督生とジャックは仕切り直す為に一時撤退するようだった。
……人も散らばるだろうし。僕も監督生達について行こう。
そう思い、監督生とジャックの背を追った。
向かう先はオンボロ寮で。
さすがに人が少なくなったので魔法で気配を消して2人の様子を見守る。
……………。
『ひ…！？！？！？』
隣に学園長がいた。
学園長はおやおやこんにちわ。と言った表情でジャックの隣を陣取っていった。
1人ドアから覗くのもなんなので、監督生の隣。学園長の前に座った。
ジャックは学園長の唐突な会話の乱入に困惑していた。
クロウリー「今年もアーシェングロットくんの"商売"を止めることができませんでした。」
『商売？なんです、商売って。』
ユウ「うぇ！？！？A先生……！？」
驚く監督生を横目に学園長に問いかける。
学園長が言うには不正行為ではなく、自力で100年分の過去問データを取り、作り上げたとんでもない対策ノートだそうだ。
……確かに教師としては問題は無い。
むしろ否定が出来ない問題だろう。
……アズールも厄介な生徒だ。これだからこの学園の生徒は…
かく言う俺もそうなのだけれど。
仕舞いには学園長を脅してモストロラウンジの経営にまで踏み込んだそうだ。
……相当なやり手だなぁ。
なんて呑気に学園長の話を聞いていた。
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Tomimatsu/富松(プロフ) - 【鬼滅】 愛 さ れ る べ き 鴉 柱 【男主】 のパスワードを教えて貰えませんか？ (2020年12月30日 20時) (
レス) id: f3792cc803 (このIDを非表示/違反報告)
みるつき(プロフ) - ぽんさん» あれ！すみません外れてなかったみたいです…気をつけます… (2020年9月26日 23時) (レス) id: 6d3e2c4d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるつき | 作成日時：2020年9月26日 23時
