【twst】忠犬先生は今日も元気。【男主】

激ヤバ先生 ページ9

Aがその場を後にすると、そのテーブルではまだAの話題で持ち切りだった。

ケイト「やばーめっちゃ伸びてるー！」

ケイトは手元のスマホを見ながらニコニコとしていた。

エース「にしても意外だよなー、あのクルーウェル先生の弟があんななんてよー。」

一人を除いてその場の全員がエースの言葉に同調する。

トレイ「そうか？あまり昔から変わってないがな、Aくんは。」

ケイト「Aくんって…そんなに仲良いわけ？初耳だけど〜」

そりゃあ言ってないしな。と眼鏡を直しながら笑うトレイ。

トレイ「クルーウェル先生が家の店の常連でな。結構一緒に来てるところを見かけるんだよ。
兄さん兄さん。ってずっとクルーウェル先生にくっついて回ってるのが印象的だったな。」

クルーウェル先生がケーキ屋とかなんか意外。とケイトが言う。
確かにな。とトレイはまた笑った。

ユウ「めっちゃかっこいい人だった…俺の元いた世界でもあんなにかっこいい人見たことないです…！」

ケイト「確かに先生方の中では飛び抜けてイケメンだよね〜。
正統派って感じでギャップもあって可愛ーし！」

デュース「確かにそうっすね。…あの先生、本当に指折りの大魔法士なんすか…？」

大魔法士という単語にグリムが興奮し始める。
それをユウが宥め、少し落ち着いた様子だった。

ケイト「そうだと思うよー。ネットでも調べたけど顔写真付きで載ってるし！あんな激ヤバ魔法士、どうやってこの学園に引き入れたんだろうね〜？」

トレイ「きっとクルーウェル先生が居るからだろうな。あの人は本当にクルーウェル先生が大好きだから。」

少し苦笑いを浮かべながらも頬を掻くトレイ。

エース「あーあ、ずりぃよなぁ。あんな顔も良くて魔法の才能もあって〜。」

ケイト「ほんとね〜！超分かる〜！」

いいなーいいなーとグリムまで混ざって言っている。
確かにあのスペックはずるいよな。と他の3人も思っていた。

ケイト「というかクルーウェル先生も大概だよねー！クルーウェル先生のマジカメ、ほとんどの投稿がAちゃん先生の事ばっかなんだよー！ほら！」

ずいっと出された画面を見ればデイヴィス・クルーウェルというアカウント名とAの写真付きの投稿ばかり。

トレイ「あそこの兄弟は愛が凄いからな。」

エースはへぇ…なんて少し顔を引きつらせて、ユウはなんだか興味津々に画面に魅入っていた。


……そんなことをしながら、鐘がなるまでクルーウェル兄弟の話は続いた。

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