【twst】忠犬先生は今日も元気。【男主】

デレ ページ17

生徒がオーバーブロットした。という話を聞き、急いで向かった。転移魔法を使うのもいいのだが、若しかするとこの後、大量に魔力を使うかもしれない。ということで念の為走っている。

学園長「うんうん、歩み寄りは美しきかな。
一件落着ですね。」

念の為医務室に。という話になっていたので声をかける。

『その必要は無い。俺が来てやったぞ。なんせ俺は優しいからな。……ふっ。』

そういえばユウ達は爆笑、トレイやリドルはくすくすと笑っていた。
当の学園長は何やら嬉しそうに笑っていた。

『……見たところのかすり傷は治してしまうか。』

リドル「…！詠唱もなしで…！？」

詠唱なんてしてるあいだに怪我人はどんどんと体力を消耗するからな。
これくらいはなんてことも無いが。

『他に痛いところはないか。』

リドル「ないです。」

『……じゃあ治療はOKだ。…リドル、マジカルペンを貸せ。』

頭にはてなを浮かべながらも大人しくマジカルペンを渡してくれた。

『これはおまけだ。……我が主の為に(ロイアルティー)』

学園長「って、Aくん！？」

どさり。とその場に膝を着く。
……やっぱりブロットを請け負うのはキツイかな。

『ん………学園長。』

学園長「はぁ………どうしました？」

『おんぶ。』

学園長「はいはい…ってえぇ！？」

な、おんぶ…ですか！？あなたからお願いを…！？だなんて酷い焦りよう。なんか不都合でもあるのかな。

トレイ「俺がおぶりましょうか？」

『トレイはこの間、レーズンバターサンドくれたからな。』

そんなこといいのに。といい、引き下がらない。
この中で一番背が大きいの学園長だから。と適当にこじつけてトレイを説得した。

学園長「ど、どうぞ。」

『よ………』

重いかな？と思い軽量の魔法を使おうとすれば

学園長「こら！あなたは今ブロットが貯まった状態なんです！無闇矢鱈に魔法を使わない！」

『あ……そうだった、ごめんなさい。』

あなたがオーバーブロットしたら手がつけれませんよ。と続けた。
にしても学園長の背中暖かいし安定しててなんだか眠くなる…

『学園長、寝てもいいですか。』

学園長「構いませんよ。お眠りなさい。」

『えへ、へ……ありがと、ございま…す………』

襲いかかる睡魔に負けて意識を手放した。



学園長「全く、急なデレは心臓に悪いんですよ…

……さて、デイヴィス先生になんと説明したらいいことやら…」

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