幸せが73個 ページ33
目を開ける。
A「やっぱり、ダメだね…」
凶「ああ、それより大丈夫か」
A「うん、何とかね。凶一郎は?」
凶「俺も大丈夫だ」
あー、これ肋骨折れてるな。二刃と辛三が『水神』を撃ち込むも、効果は全くない。
百「重く堅く多く強く。さすがだ、二刃、辛三」
A「余所見をしていると危ないですよ、お義父さん」
まただ。片手に刃を受け止められる。そして、刀身は折られ、吹き飛ばされる。
凶「A!」
A「私は大丈夫!」
また、肋骨が折られた。これ以上動くと、ダメだ。
四「運動データも生体スキャンも数値がずっとデタラメだ…。イカレタか!?」
七「いや、僕の受容体も以上を検知してる」
嫌「そして、俺の観察眼でも情報が得られない」
A「もはや、父さんじゃない。別の何かよ…!」
お義父さんが『吸収』の気配を察知したのか動こうとするも、凶一郎が前に出て止められる。
凶「父さん、もう十分だろう。終わりにしよう」
百「お前達が強くなって嬉しい。だが、まだ途上だ。また会おう。
お前達が花開いた、その時に」
突風が吹き、飛ばされないように構える。そして、お義父さんは太陽と何か話したあと、消え散った。
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作者名:Yuma | 作成日時:2023年8月24日 11時