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?「……んぅ、アレ、?」
「あ、おはようございます。まぁもう夜ですが」
どんだけ寝るんだ、この人……と思った事は云わないでおくことにした。何と無く、
?「あ、良かったです。風邪とかひいてないですよね?」
「えぇ、まぁ」
?「処で……私は何故布団で寝ていたのですか?私、貴方を此処に寝かせていたと思うのですが……」
「嗚呼、其れは……貴方が、寒そうであったので」
之は真実だ。何の偽りも無い。
?「……そう、ですか、ありがとうございます、」
そう云って家主はえへへと笑った。
なんと可愛らしい笑顔なのだろうか、何て柄にもなく思ってしまう。……僕は、そんな事を他人に思った事なんて1度もなかったのに、
?「……処で、もうひとつ宜しいですか?」
「構いませんよ、どうしました?」
?「……その、貴方の目の前にある……机の上に置かれてあるものはなんですか?」
「嗚呼、失礼ながら、少しお腹が空いてしまいまして……駄目でしたか、?」
まぁ、勝手に人様の家のものを使うだなんて前代未聞だとも思うが。
?「嗚呼、否、そう云う事ではなくて……」
「嗚呼、お腹空きました?少し作り過ぎてしまったので……食べて下さると、有難いのですが……」
口に合うか解らないが、
?「!良いんですか!?で、では早速戴いても……!?」
「え、えぇ……構いません、」
目をキラキラさせながら僕が作った料理を見る家主。
……やっぱり、可愛らしいだなんて思って仕舞う自分がいた。
その家主は僕が作ったご飯を全て平らげた。
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作者名:宵宮 玲音 | 作成日時:2023年1月9日 20時