転校生 ページ27
『夏稀ー、転校生来るね。』
｢あー、来んな。ﾁｯ･･･｣
｢みんなー今日は転校生がいる。入ってきてー。｣
ガラガラ
｢こんにちわぁ。私のぉ名前は、夢野ぉ愛美理でぇす♡｣
⬆️
同じ漢字や同じ名前の人すみません！！
『きも……』
お分かりだろう、1番関わりたくないやつがぶりっ子だということを。
｢せんせぇ、私ぃあの、ピンクの子の隣がいいなぁ。｣
『何、先生まで、惚れてんだよ。』
｢なあ、夢野ってウチと変われって言ってんだよな。どかないようにしとこ。｣
『あ、そうだな。』
｢あのぉ、変わってくれないぃ？どかないなら、その反対側の子と変わろっかなぁ。｣
｢赤坂さん変わってあげて。｣
｢……せぇ……るせぇ……うるせぇんだよ！｣
ﾄﾞﾝ！
夏稀が机を叩き、静まり返る。
『夏稀……』
｢やだこわぁい♡｣
｢あのさ……そんな可愛子ぶって譲って貰えるとでも、思った？｣
｢夏稀……(正直、僕に近寄らないで欲しい。)｣
｢先生が･･･先生がお前が越してくる前に決めておいた席に座れよ。｣
｢譲らないのねぇ…じゃその黄色い子の隣に座りたいなぁ。｣
『十四松、ギャフンと言ってやれ。』
｢あい。｣
｢変わってぇくれない？モブ子さん･･･｣
『アイツ、手ぇ出した。クラスで人気の香織ちゃんに･･･』
｢う･･･｣
｢マジでぇ？ありがとぅ♡よろs｢なんで来るの？僕は嫌だ。香織ちゃんが可哀想でしょ？君みたいな子には言い返せないから、退くんだよ？
君って、最悪だね。元々空いてた座りなよ。｣
｢ムッ･･･｣
｢香織ちゃん･･･大丈夫？｣
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作者名：August.glow | 作成日時：2018年12月21日 23時
