第44話 ページ46
2人でイチャイチャしながらリビングへ入っていく。
｢ところでさっきからすごく良い匂いがしてるね。カレーかな？｣
｢そう！俺が作ったの｣
｢Aが！？｣
えっへんとAが胸を張ると咲夜が目を見開いて返す。まさか料理を作ると思っていなかったので今年一驚愕な出来事と言っても過言ではない。出来たのか、料理。作れたのか、カレー。
｢カレーはね、昔母さんに教えてもらって、成功した料理なんだ。初めて一緒に作った料理。他のがどんなに出来なくても、これだけは作れるって言いたくて何度も頑張ったんだ。今じゃ唯一作れるって胸張れる料理なの｣
だから咲夜に食べて欲しくて。
そう頬を掻きながら照れくさそうに言うAのなんと可愛いことか。
何だか家族になってくれと言われているようで嬉しさが込上げる。
｢もちろん食べるよ｣
準備しようとしたら｢咲夜は座ってて。俺がやる｣と座らされてしまった。
待っているとカレーが運ばれてくる。いい香りだ。
｢いただきます｣
｢めしあがれ｣
1口で食べやすい大きさの野菜。トロッとしたカレーは白米によく絡んで、とても美味しい。
｢美味しいよ、A。ありがとう｣
｢良かった｣
咲夜は何度もオカワリをしてカレーを完食した。
Aが準備しておいたお風呂に入って、軽く掃除をして布団に入る。明日のために早く寝ようとなって、布団の中でくっつく。
｢本当に全部やっておいてくれたんだね｣
｢うん。咲夜は明日ライブでしょ？疲れは明日に残しちゃいけないと思って｣
楽しみにしてる。今日のリハーサルでも色んな人に言われたがAに改めて言われると俄然やる気が湧いてくる。
｢Aと寝れば疲れなんて吹き飛ぶのに｣
｢もー、またそういうこと言って･･･｣
｢本当だって｣
だってこんなに愛しい人が、可愛い寝顔を真横で見せてるんだよ？見ているだけで癒しだ。Aは知らないのだろうが、たまに咲夜がいるか確認するような仕草をしている。そこがとくにたまらなく可愛い。
｢それじゃあおやすみ、A。愛してる｣
腕を動かしてAを抱き込む。見えるつむじにそっとキスを落とした。
｢お、おやすみ咲夜。俺も、すっごく愛してる｣
キスはいいのに、抱きしめて近付く度に赤くなって固まるのが面白い。そんな反応も愛しく思うのだから、俺は心底Aに惚れているんだなと感じる。
明日のライブ、楽しみにしていて。
Aと俺のための曲だから。
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*-七海-*@めぐ民 - う〜ん…泣ける！もう、今我情緒不安定だからww涙めっちゃ出るんやけどww (2020年8月25日 21時) (
レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
*-七海-*@めぐ民 - 埋夜冬さん» なりましょう！(2人は我らが見てるって事を知らないのだな…) (2020年8月11日 23時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - *-七海-*@めぐ民さん» よし！2人で木になりましょう！！！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
*-七海-*@めぐ民 - 埋夜冬さん» wwwじゃあ、我はその木の枝役に立候補します！！ww (2020年8月9日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - *-七海-*@めぐ民さん» でしょう！？私はめちゃくちゃイケメンな相手にやってるのを見る木の葉役に立候補します！！！ (2020年8月9日 13時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2020年6月28日 22時
