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第42話 ページ44

「おはようA」

朝起きれば太陽の光も霞むぐらい顔の良い男が微笑んでいて、一瞬固まる。もう何度同じ状態になったか分からないが、きっとこの綺麗さには一生慣れないのだと思う。

「今日もリハーサルがあるから夜帰ってくるのが遅くなるかも。冷蔵庫にいくつか作り置きしてあるから、それを食べてね。なるべく早く帰ってくるよ」

土曜日。咲夜は日曜日にステージでバンドをする。そのリハーサルで夜遅くなることが多くなった。だが夜中でも帰ってきてくれて、朝になったら隣にいてくれる。それが嬉しくて最近は朝になったらぎゅっと抱きしめるのが日課になってきた。

「わかった。頑張ってね。楽しみにしてる」

言いながらぎゅっと抱きしめる。明日のライブはAも行く。そのために自分のお金でちゃんとチケットを購入したのだ。咲夜はあげると言ってくれたが、一ファンとしてそれは良くないと思い丁重にお断りをしておいた。

さて、咲夜が行ってから手短に支度を済ませ外へ出た。行先はスーパーマーケット。ずいぶん前に咲夜がおばちゃん達に囲まれていたあのスーパーだ。
どうやら咲夜はバンドメンバーにした紹介と同じように、あのおばちゃん達にもAを紹介していたらしい。おばちゃん達は長年培った勘で男同士というのは分かっていたのだが否定はしなかった。
多分咲夜の顔が良すぎて周囲の状況とか何も把握しきてれないからじゃないかな、なんて思う。

まぁそんなことは置いておいて、今日はやりたいことがある。そのためにここへ材料を買いに来たのだ。

ニンジン、タマネギ、じゃがいも、鶏肉・・・・・・。どんどんカゴの中に入れていく。必要なものは買えた。あとは冷蔵庫を見て足りなかったものをいくつか揃えて帰る。

お昼は咲夜が作り置きしておいてくれたギョウザを食べて、家の掃除をする。洗濯や布団掃除などを終わらせれば本格的にやることが無くなってきた。

「うん!やるか」

買った野菜を1口大に切って鍋に入れる。ものすごく時間をかけないと指を切ってしまうから慎重に。鍋の中で炒めて、水を入れ、ルウを入れる。

しばらく待てば―――――――――――Aが唯一できる料理、カレーの完成だ。

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*-七海-*@めぐ民 - う〜ん…泣ける!もう、今我情緒不安定だからww涙めっちゃ出るんやけどww (2020年8月25日 21時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
*-七海-*@めぐ民 - 埋夜冬さん» なりましょう!(2人は我らが見てるって事を知らないのだな…) (2020年8月11日 23時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - *-七海-*@めぐ民さん» よし!2人で木になりましょう!!! (2020年8月9日 22時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
*-七海-*@めぐ民 - 埋夜冬さん» wwwじゃあ、我はその木の枝役に立候補します!!ww (2020年8月9日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - *-七海-*@めぐ民さん» でしょう!?私はめちゃくちゃイケメンな相手にやってるのを見る木の葉役に立候補します!!! (2020年8月9日 13時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:埋夜冬 | 作成日時:2020年6月28日 22時

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