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8話[☆] ページ17

「お待たせしました」

しばらくしてウィッグや衣装、メイクもした僕が障子が立てられている角から出ていく。まだ声は男のままだがあの時と同じかぐや様だ。

「お前・・・本当にすげーな。金払った方がいいか?こんないいのをタダで見せてもらうのは他のファンに悪ぃ気がしてきた」


と言われる。
他のファンって・・・
と少し呆れながら鏡の前で微調整をする。

「ファンって・・・僕は有名レイヤーじゃないですよ。それにお金も要らないです」

うん、こんな感じか。
満足した所で微調整を終える。
撮影をするらしいから、いつもよりも少し微調整に時間をかけた。

「それで、撮るんですか?」

「それなんだけどよ、下で撮らせてくんねーかな」

「は?」

まさか下で撮るとは思ってもみなかった。
単純に驚いた。
彼が見ていた先程の家具達を使うのだろうか。まず家の家具に傷をつける勇気が僕には無いため、新品の状態だ。
とほとんど僕が思っていたことの旨を彼から伝えられる。
「はぁ」と曖昧な反応を彼に返す。

「で、いいんか、下」

いいよな?いいよな!?と詰め寄られる。
そ、そんなに下で撮りたいのか?相変わらず彼の思考は読めない。僕が真面目に考えすぎているのかもしれないが。

まず彼に物申すことがあるとするならば、彼の背が高いのだ。そのため僕から見ると高圧的に見えるのだ。「いいんか」と言われて拒否でもしたならば何をされるか分からないという怖さがある。

「も、元に戻すの手伝ってくれるなら・・・」

「任せろ。力仕事は得意だ」

と自信満々に言われる。あ、はぁ・・・と少し納得しない感じはあるが、そこまで言うなら手伝ってもらおう。

「じゃあ行くか。動かすから少しまってろや。あ、ここら辺の借りる」

そう言って、小物を持っていってしまった。

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埋夜冬(プロフ) - 桧さん» 返信遅くなりすみません!続編にいくので、引き続き応援よろしくお願いします!コメントありがとうございました! (2021年9月7日 18時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃめちゃ面白いです!!更新楽しみに気長に待ってますね!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - あおん。さん» コメントありがとうございます!ゆっくりとした更新になりますが、これからも応援の程宜しくお願い致します! (2020年9月28日 13時) (レス) id: 39d75deffc (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - あおん。さん» ありがとうございます!ちまちま更新していきますが、これからも応援よろしくお願いいたします! (2020年9月28日 8時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
あおん。 - 面白いです!更新楽しみにしてますね! (2020年9月28日 4時) (レス) id: 71950dc544 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:埋夜 冬 | 作者ホームページ:http://uratuku/sounewawawa1  
作成日時:2020年3月1日 13時

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