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6話[☆] ページ13

つまらない学校の授業を終わらせて今日は休日。彼基神樹琉司が僕の家に来る日だ。
連絡先を交換したので連絡先を送ったが、彼の事だ。恐らく分からないだろう。首をかしげたので迎えに行くといった。近くのコンビニにいるとの事だ。

家に居ない父と母の了解を得るのに時間は掛からなかった。
何故なら2つ返事で了承してくれたからだ。彼の事だから家の中を荒らす事もしないだろう。

コンビニに行くとすぐに彼を見つけることが出来た。それは彼が目立っているからだろう。普通髪が金髪の奴なんてそうそう見ないだろうし。駐車場ブロックに座っている彼に近づいて話かける。

「あの…」

「あ゛?」

彼は今イラついているらしい。コソコソ言われていたから店員の注意かと思ったのだろう。普段がどうかは知らないがガラ悪い返事で返された。僕だという事に気付いた彼はブロックから立ち上がる。

「悪ぃ」

「いや、別に・・・」

悪ぃと言われてもどんな反応をしていいか分からない。他の人からの事もあるから。少なからず僕もその対象に入っているのだろうが。

「家、こっちです」

「おう」

殆ど見慣れた風景を横目で見ながら歩いて行く。彼が着ている服は案外お洒落だと思う。まぁ、僕は殆どコスプレの衣装などを着ているからちゃんとしたお洒落は分からないが。

「ここです」

「は?」

驚いている様だ。普通の人から見ても豪邸だと分かる。外観は白、アクセントに薄紫が施されて黒い門が出迎えている。セキュリティも万全だ。勿論豪邸という位だから大きい。
本来この土地に建っているのが不思議な位、場違い感があるのは自分でも思っている。何故此処に建てたのだろうか?

「どうかしました?」

「デケェな。お前ん家親何してんだよ」

僕はセキュリティを外して中に入る。少し歩いてから家の中に続くドアのセキュリティを外す。

「父さんはファッションデザイナー。母さんはヴァイオリン二スト。どっちの名前も聞いたこと位はあるかもしれませんね。」

葉鍵一優、葉鍵花霞
この2人が僕の両親だ。テレビでは次世代を担う天才やら、何やら言われている。
2人は殆どこの家に帰ってこない。
そりゃあ、そうか。外国を飛び回っているのだから。だから、僕も色々な外国に行ったことがある。

所詮坊ちゃんではあるものの、自慢などはしていないから殆どの人が分からないだろう。
まぁ、分からせる気も無いが。

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埋夜冬(プロフ) - 桧さん» 返信遅くなりすみません!続編にいくので、引き続き応援よろしくお願いします!コメントありがとうございました! (2021年9月7日 18時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃめちゃ面白いです!!更新楽しみに気長に待ってますね!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - あおん。さん» コメントありがとうございます!ゆっくりとした更新になりますが、これからも応援の程宜しくお願い致します! (2020年9月28日 13時) (レス) id: 39d75deffc (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - あおん。さん» ありがとうございます!ちまちま更新していきますが、これからも応援よろしくお願いいたします! (2020年9月28日 8時) (レス) id: f9a8d8c7d5 (このIDを非表示/違反報告)
あおん。 - 面白いです!更新楽しみにしてますね! (2020年9月28日 4時) (レス) id: 71950dc544 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:埋夜 冬 | 作者ホームページ:http://uratuku/sounewawawa1  
作成日時:2020年3月1日 13時

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