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ピンポーン
ん？朝から誰だろ？
渋「…誰かきたな」
「ですね。送るついでに出ます」
すばる先輩と階段を降り、扉をあけた
未来「明日菜！！ごめんね！1人にしてごめんね！」ｸﾞｽｯ
涙を溜めた未来が抱きついてきた
「未来…朝から来てくれたんだね…」
渋「ｸｸｯ…良かったな？」
空は快晴。手を口元にあてるすばる先輩を見て急に恥ずかしくなる
未来「…なんもしてへんよな？すばるくん…」
渋「んなっ！なんもしてへんは！失礼な！！」
いつもよりオーバーなすばる先輩w
「その対応、逆に怪しいよw」
未来「…！ﾌﾌｯ。すばるくん、ほんまにありがとう」
勢いよく頭を下げてお礼を言う未来を見て本当に心配してくれたんだと心から思った
「すばる先輩、ありがとうございました」
渋「ん。ほなな」
軽く手を挙げて家に帰るすばる先輩を見送った
未来「よーし！いっぱい買ってきたよ！中入れて？」
「ん！どーぞ！」
キッチンに早速材料を広げ、お菓子作りを始める
「ねぇ？丸山さんに後で連絡していい？」
未来「んー？近々会うし直接でええよ！それより！昨日どうやったん？」
不安そうな顔を向ける未来をみて、全て話す
抱きしめてくれた事、2人で歌った事、体なんか求めてないってことまでも
未来「良かった…隆平くんがね？大丈夫やからすばる君に任せようって言ってくれてん。」
「そうだったんだ…体だけじゃない人もいるんだね…」
過去を思い出すと信じれないそう思ってた。少しは人を信じるのもいいのかな？
未来「…そうやで…ほら！焼けるで？」
きっと、過去を知ってるからこそ、明るく話を変えてくれた。甘えようかな…
未来「そうや！隆平くんがスコア貸してくれてん！歌える？」
「ん？見せて？」
ONE?へぇー…誰の曲やろ？
未来「それな、すばるくんの曲やねんてー！弾いてや？」
「…5分くれる？」
えっと…
「ん、よし！♪冷たい雨に何度も打たれ 疲れ果てても陽はまた昇る」
へぇ。こんな曲も作れんねや…なんて歌いきった頃に聞こえる泣き声
「…なに、なんで泣いてるの？w」
未来「ねぇ？勿体ないわ…みんなに聞かせたい…」
「…実はね？私、たまにライブハウスで歌ってるんだ？明日なんだけど…くる？」
未来「…嘘？ええの？」
「…ﾌﾌｯええよ？」
未来「関西弁下手くそかw」
目を合わせて笑いあう。今日は楽しく過ごせるだろうな…なんて…
未来「そうや！明日、隆平君たちもライブやねんて！」
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作者名：uzuuzu | 作成日時：2016年11月18日 0時
