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なんなんだ。ホント。災難じゃないか…
放課後に話しかけてくる未来
未来「最近、お昼が楽しいな♡」
(丸山さんがいるから？)
未来「そうやけど、みんなと食べるのが楽しいやん？」
まぁ、未来が楽しいならいいか？
未来「あかん！部活いかんと！」
(頑張ってねー)
ﾆｺﾆｺしながら手を振る未来はもはや天使だ。
帰ろ。
いつも通りフードの下にヘッドホンをつけてかえる
心地よくかかるのはワンオクのWherever you are
ｶﾁｬｯ
玄関で音がして避けようとしたけど、出会う人…
「…」
？「あっ…」
渋谷副会長じゃん
ｺｸｯ
軽くお辞儀をして二人同時に歩き出す
歌えねーじゃん
渋「…途中まで一緒やな」
(そうですね)
無言で歩き出す私達。
どこまで一緒なんだろ…
お互い話すことなく駅の改札を抜け電車に乗る
渋「…一応な？」
なぜ横にいるんだ、副会長。
最寄りにつき降りようとしたら一緒に降りてきた。なんでだ…
渋「…最寄り？」
ｺｸﾝ
改札をぬけ歩き出す
方向一緒かよ…
渋「…自分、俺のファン？ついてくんの？」
(いや、こっちなんです。)
なんのファンだよ。興味ねぇわ。なんて毒づく私の心。
「…」ﾊｧ
渋「…ため息て」ｸｸｯ
カーディガンの袖を指まで伸ばし口に手を当て笑う先輩。
(女子みたいですね)
渋「はぁ？」
こえーよ。
また無言で歩き出す
渋「自分、ほんまにこっち？」
(私のセリフですよ)
あ、もう着くわ…家バレたなぁ…
(私ここなんで)
ｺﾞｿｺﾞｿｯ
鍵を取り出して入ろうとして顔を上げると目を見開いて驚く先輩。
なんだよ。
渋「…俺、ここ…」
指差す家は…
(お隣さんなんですか…)
渋「…ﾌﾞｯ！嫌そうな顔すんなやw」
(それは失礼しました。)
渋「またな？」
なんて首を傾ける姿はJKのようだ…
(はい)
ポンポン
渋「今度は顔見ながら歌ってや？」
頭を撫でられ家に入っていった…
「…聞かれてたんかーい！」
絶望だ…
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作者名：uzuuzu | 作成日時：2016年11月18日 0時
