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12話 黒閃 ページ37

その頃、加茂先輩達はというと

ドカン!!タタ…
伏「大丈夫ですか狗巻先輩?」
棘「しゃけ」
ザッ
加「来るぞ!!」

"止まれ!!"ピタッ

加「百斂」"穿血"

ドシュッボロッ
伏「!!(アレに傷をつけた
俺と戦った時は全然本気じゃなかったのか)」
加「急げ
どうせすぐ治してくる」

棘「ゴホッ」

加(狗巻で止めて私達で攻撃し距離を取る
この繰り返しで"帳"の外を目指し学長達と合流)

だがいつ今の均衡が崩れるか分からない
ただでさえ呪言の効きが悪く教員との連絡を取る隙がない奴が呪言の対処法に気づいたら終わり

呪霊の目的も不明だ
学長達や高専に待機している術師が動けてない可能性もある

早めに東堂…最低でも、いや出来れば東堂より強い三輪と合流したい所だが…

ドドド…
伏「狗巻先輩が止めてくれるビビらずいけ」バシュ

ボダボダ
加(先に限界が来たのは狗巻か!!)

ヒュンヒュンドス!!
伏「生きてますか!!
加茂さん!!」

強い言霊を使ってないのに先輩の喉が潰れた
それだけ格上!!

ポン
伏「!!」
棘「高菜」
伏「狗巻先輩!!
それ以上は…!!」

ザッ
"ぶっとべ"

ドドドガラ…
「そのナマクラでは私は斬れませんよ」

ギィン
禪「チッ」
ガッ
伏「(目の樹は他と比べて脆い!!)」

グググ…
「こちらの刀は悪くない」

禪「もっといいのがあるぜ」

ズズズ…ジャラ
禪「これを使うのは胸糞悪ィけどな」

****

バツン!!
伏「2度と三節棍なんて使わせないでください!!
扱いづらい!!」
禪「慣れると便利ー
恵!!」

グハッ!!

ドスッ
伏「真希さん!!
(クソ!!俺がしくったせいだ!!)」

「心臓を狙った一突き…素晴らしい反応です
術師というのは殊の外、情に厚いのですね
仲間が傷つく度、隙が生じる」

パシャ
禪「(破壊された!?
恵の術式が解けたのか!!)」

「もう呪術は使わないほうがいい
アナタに打ち込んだ芽は呪力が大好物
術を使う程、肉体の奥深くへ根を伸ばす」

伏「ご親切に!!
どうせ殺すつもりだろ」

「説明した方が効くのが早いらしい」

ヒュバッ
「よく動けますね
だが先程のキレはない」

ギュルル…
禪「ッ…」

(呪力を振り絞れ…腹が裂けても!!
俺はみんなとは違う守る人間を選ぶ俺が1番背負っていない!!
だから!!俺が先に倒れるなんて許されねぇんだよ!!)

伏「ああああ!!」
禪「恵やめろ私らの仕事は終わった選手交代だ」

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作者名:卯月 | 作成日時:2022年1月9日 23時

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