【完結】7日経ったら忘れていいですか _3_【鬼滅の刃】

玖拾捌 ページ5

｢………………………｣








『そんなに悲しい顔しないでください、




前の私が決めた道です、それに私が消える前に終わる気しないですしね………


｢Aー？｣


…………………宇髄だ




じゃあお姉さん、またね』







何かを言いたそうだった女の人だけど、下唇を噛んで堪えていた






森を出るとすぐ目の前に宇髄が居た



｢サボり魔…………｣




『いーや？街の人との親睦深めてたもん！仕事の一環よ！』




｢森ん中でか｣




『そそそ、女子会かな』




｢へぇー、｣




『で、なんの用なの？』




｢いや、俺の癒しタイム｣








……………………………何言ってるのこの人



私に無理やり後ろを向かせると抱きついて顔を肩に埋めてくる宇髄




『重』





｢ド派手におぶってくれても良いんだぜ？｣





『こちとら怪我人よ？』




｢もう治っただろ｣







いや、痛くはないけどさ……









宇髄をおぶってみる






あれ、？結構持てる









『わぁ』




｢わぁ｣



『持てたね』



｢持てたな｣





おんぶから姫抱きに変えてみる




少しこっちのが重いけど持てた






｢私、重くない？｣



きゅるんとした目と気持ち悪い女声でそう聞いてくる宇髄



『俺が持てるんだから軽いに決まってんだろ？』



私もノってみた！！




｢きゃぁぁぁっ｣




気持ち悪い声だなぁおい………………




｢お前ら何やってんだァ？｣




｢『あ、不死川』｣






んだその声、と言いながら爆笑する不死川





｢Aの母親がご飯手伝えだとよォwwwwww｣





『おーけーおーけー！！』




宇髄を抱えたまま走るとまた不死川が吹き出して笑う



家に入ると集会していたおじさん方に思いっきり笑われた



｢A！いい嬢ちゃん連れてんじゃねーかwwwwww｣


｢なんかでけーけどなwwwwww｣



｢やだぁー、そんなこと言わないで下さぁーい！(気持ち悪い女声)｣



｢｢｢｢｢ぶはっwwwwwwwwwwww｣｣｣｣｣




この宇髄の気持ち悪い女声は誰が聞いてもわらうよ……………？





『疲れた』




｢お前が持てるって思わなかったわ、さんきゅ｣



私の頭を撫でる宇髄





『………へへ』




ギュッ




｢A｣






へ…………………？







『む、無一郎くん？』





｢何してんだ？Aに触れていいの俺だけだ｣




お兄ちゃんまで…………



｢あんたのとこの娘人気だな｣


｢俺に似て顔が良いからな｣


｢HAHAHA｣

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